9月17日の阪神11Rで行われた第35回ローズステークス(3歳オープン、牝馬、GII、芝・外1800メートル、馬齢、18頭立て、1着賞金=5200万円)は、
和田竜二騎手騎乗の8番人気
ラビットラン(栗東・
角居勝彦厩舎)が大外一気の差し切り勝ち。初芝だった前走の500万下Vに続く重賞初挑戦、初制覇で秋の3歳女王候補に名乗りを上げた。タイムは1分45秒5(良)。
1馬身1/4差の2着には速い流れでレースを引っ張り、直線もしぶとく粘り込んだ
カワキタエンカ(6番人気)、さらに3/4馬身差遅れた3着に馬場の真ん中を追い込んだ
リスグラシュー(3番人気)。上位の3頭が牝馬3冠最終戦・
秋華賞(10月15日、京都、GI、芝2000メートル)の優先出走権を獲得した。
1番人気の
ファンディーナは好位追走から直線半ばでは一旦は先頭に立つ勢いだったが、そこから失速、馬群に沈み6着に敗れた。
ローズステークスを勝った
ラビットランは、父タピット、母アメリア、母の父ディキシーランドバンドという血統。アメリカ産馬で生産者はAlexander Groves Matz LLC、馬主は吉田和子氏。通算成績は5戦3勝。重賞初制覇。
ローズSは、
角居勝彦調教師は2013年
デニムアンドルビーに次いで2勝目。
和田竜二騎手は初優勝。
◆
和田竜二騎手(1着
ラビットラン)「前走で能力の高さはわかっていたので、人気はなかったけど自信を持って乗りました。距離だけが心配だったので位置取りにはこだわらず、この馬のリズムで、折り合いだけ気をつけていきました。乗り味は世代屈指のものがある馬。それを証明できてよかったです。台風も我慢してくれて、そんなに悪くない馬場でよかった。自分から動いていける馬ではないので、展開に左右される面はありますが、本番にも期待を持って向かいたいと思います」
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