6日の中京11Rで行われた第50回
金鯱賞(3歳上オープン、GII、芝2000メートル、17頭立て、1着賞金=6000万円)は、
川田将雅騎手騎乗の1番人気
ラストインパクト(牡4歳、栗東・
松田博資厩舎)が直線で差し切って快勝。重賞3勝目をマークした。勝ちタイムの1分58秒8(良)はコースレコード。
本格化を示す、文句なしの快勝だ。1番人気の
ラストインパクトが馬場の真ん中から堂々と抜け出す横綱相撲でGII2連勝。実りの4歳秋を迎えて、地力強化を強烈にアピールした。
レースは
カレンブラックヒルが逃げて速いペースを刻む。
パッションダンスが2番手につけ、その後ろに
トゥザグローリー、
トウカイパラダイスが続き、
サクラアルディート、
エアソミュールも好位集団を追走。人気の
ラストインパクトは中団のインからレースを進めたが、勝負どころで外に出し、直線を迎える。中団の外を追走していた
サトノノブレスが外から早めに先頭をうかがうが、それを外からあっさりかわしたのが
ラストインパクト。力強い脚いろで並み居る重賞ウイナーたちを一蹴して、1馬身1/2差で完勝した。2着は4番人気の
サトノノブレス。さらに1/2馬身差の3着が2番人気の
エアソミュールだった。
ラストインパクトは、父
ディープインパクト、母スペリオルパール、母の父ティンバーカントリーという血統。北海道白老町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、(有)シルクレーシングの所有馬。通算成績は18戦7勝。重賞はGIII
小倉大賞典、GII
京都大賞典(2014年)に次いで3勝目。
松田博資調教師、
川田将雅騎手ともに
金鯱賞初勝利。
川田騎手は「長い距離で我慢ができていましたし、2000メートルの今回はリズムよく走ることができました。直線もいい脚でしたし、抜け出してからは遊んでいましたからね。確実に力をつけています」と地力強化を実感している口ぶりだった。
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