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【東京新聞杯】レース展望

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【東京新聞杯】レース展望

 東京の日曜メインは東京新聞杯(9日、GIII、芝1600メートル)。一昨年の勝ち馬リスグラシューは昨年、宝塚記念コックスプレート有馬記念と3連勝して年度代表馬に輝き、昨年の覇者インディチャンプ安田記念マイルチャンピオンシップと春秋マイルGIを制覇して最優秀短距離馬に選出された。近年は出世レースとして注目されており、今年もマイルGI戦線を盛り上げてくれそうな逸材がそろった。

 ヴァンドギャルド(栗東・藤原英昭厩舎、牡4歳)は昨年秋からマイル戦で3連勝してオープン入りした。心身ともに充実ぶりが顕著で、馬場状態に左右されることなく、脚質に自在性があるのも強み。重賞初制覇のチャンスだ。

 レイエンダ(美浦・藤沢和雄厩舎、牡5歳)は前走のマイルCSは15着に惨敗したが、2走前の東京芝1600メートル戦・富士Sでは後方から追い込んで勝ったノームコアに半馬身差の2着と好走し、舞台適性を示している。東京では芝1800メートルのエプソムC勝ちもあり、上位争いは十分可能だ。

 クリノガウディー(栗東・藤沢則雄厩舎、牡4歳)は重賞未勝利ながら、朝日杯フューチュリティS、中京記念とマイル重賞2着の実績がある。富士Sでも脚を余しながら4着に入っているだけにマークは必要だ。

 ドーヴァー(美浦・伊藤圭三厩舎、牡7歳)は前走の京都金杯は7着に終わったが、その前に東京芝1600メートルで行われたリステッド・キャピタルSを勝っているので侮れない。

 キャピタルSで2着だったのがレッドヴェイロン(栗東・石坂正厩舎、牡5歳)。芝マイルは【3・2・2・0】、東京芝も【2・1・1・0】と全て馬券に絡む安定感がある。

 不振続きながら一昨年のNHKマイルCの覇者ケイアイノーテック(栗東・平田修厩舎、牡5歳)もまだ見限れない。昨年の同レース2着のケイデンスコール(栗東・安田隆行厩舎、牡4歳)もその後の2戦は振るわないが、好走しても不思議はない存在だ。

 一昨年のエプソムC優勝馬サトノアーサー(栗東・池江泰寿厩舎、牡6歳)、ヴィクトリアマイル2着のプリモシーン(美浦・木村哲也、牝5歳)、初のマイルが鍵だが、秋華賞で4着と上位に入っているシャドウディーヴァ(美浦・斎藤誠厩舎、牝4歳)、昨年の豪GIクイーンエリザベスSで2着と力をアピールしたクルーガー(栗東・高野友和厩舎、牡8歳)なども上位を狙える。



東京新聞杯の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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