9日の中山3R3歳新馬(ダート1200メートル、牝馬限定)は、内田博幸騎手騎乗の1番人気ソロダンサー(美浦・武藤善則厩舎)が勝負どころで外から進出すると、直線も長く脚を使って差し切り勝ち。タイムは1分14秒0(良)。
メイショウヒナタが抜群のスタートを決めて先手を取る。トラストフィガーが2番手につけ、外からシンメトリックも3番手へ。さらにワンドロップ、キョウエイラヴなどが続き、人気のソロダンサーは序盤後方にいたものの、レース中盤に外からグイグイと位置取りを押し上げていく。直線に向くと、前の3頭をかわして好位からキョウエイラヴが抜け出しを図るが、その外からソロダンサーが接近。ゴール前は2頭の争いとなったものの、ソロダンサーが力でねじ伏せるように先着して初陣を飾った。1/2馬身差2着が2番人気のキョウエイラヴ。さらに1馬身3/4差の3着には8番人気チビノヴァルタンが入っている。
ソロダンサーは、父ゴールドアリュール、母ドリーボンズレガシー、母の父Proud Citizenという血統。おばグラッブユアハートは交流GIII・TCK女王盃など重賞5勝。
内田騎手は「出遅れたけど、強かったね。無理に馬混みに入れても力を使ってしまうから外を回した。自らハミを取ってどんどん行ってくれて、直線は他馬をいい目標にしっかり伸びてくれた。なかなかの能力があるよ」と横綱相撲での新馬勝ちを高く評価していた。
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