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12日の中山11R紫苑ステークス(3歳牝馬オープン、芝2000メートル、秋華賞トライアル=2着までに秋華賞の優先出走権)は、吉田豊騎手騎乗の8番人気クインズミラーグロ(美浦・和田正道厩舎)が中団追走から差し切ってV。2着ホワイトエレガンスとともに秋華賞(10月18日、京都、GI、芝2000メートル)の優先出走権を獲得した。タイムは2分0秒2(良)。
内からノットフォーマルが先行態勢を見せたが、これを制して外からカンデラが先手を奪う。ノットフォーマルは離れた2番手に控え、その後ろにアースライズ、レトロクラシック、ホワイトエレガンスなどが続いた。人気のテンダリーヴォイスは中団からの競馬。よどみない流れになり、先行馬は苦しくなる中で、ホワイトエレガンスが抜け出しを図る。しかし、坂を上がってから一気に末脚を爆発させたのがクインズミラーグロ。勢い良く外に持ち出すと、あっさりと各馬をかわして突き抜け、秋華賞切符を手に入れた。1/2馬身差の2着は5番人気のホワイトエレガンス。さらに1/2馬身差の3着には6番人気のエバーシャルマンが入っている。
クインズミラーグロは、父マンハッタンカフェ、母ジャストトゥートゥー、母の父In Excessという血統。通算成績は10戦3勝となった。
コンビを組んで2、1、1着と相性の良さをみせた吉田豊騎手は「早めに抜け出すとフワフワしてしまうのは2走前(2着)で分かっていたので、(馬群を)うまくさばけたら、と思っていました。馬混みでうまく折り合ってくれたし、(距離は)大丈夫です。もともと(厩舎で)期待していた馬みたいで、夏を越して力を付けてきたのだと思います」と秋華賞に向けて手応えを感じている口ぶりだった。
★12日中山11R「紫苑ステークス」の着順&払戻金はこちら
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