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【毎日王冠】ウオッカ鉄板!相手はジャック

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 《本紙の狙い》ウオッカを本命に推す。ヴィクトリアマイル安田記念を連勝後は、宝塚記念をパス。無理をせずに秋に備えただけあって、いいコンディションで夏場を過ごせ、乗り込み再開後も、メニュー通りの調教をこなしてきた。ひと追いごとに良化し、動きは相変わらずパワフル。休み明けとしては理想的な状態に仕上がっている。57キロの斤量も気にならず、得意の東京コースで、この相手ならば、取りこぼすことは考えにくい。

 充実著しいスマイルジャックが相手の筆頭。関屋記念は着差以上の強さだった。4歳秋を迎え、実が入って本格化してきた。ナムラクレセントが▲。菊花賞3着の実力馬で、ようやく軌道に乗ってきた。

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 (6)ウオッカは午前10時に滋賀県の栗東トレセンを出発したが、途中、中央自動車道で事故渋滞に巻き込まれ、通常より1時間ほど遅れて午後4時40分過ぎに東京競馬場に到着。それでも、悠然と歩いて馬房に入り、その後も落ち着き払った仕草。「ドバイに2回も行っていますから」と担当の中田陽之調教助手は笑みを浮かべる。「ドバイに行くたびに大人になっています。毎年強くなっていて、どこまで良くなるのかボクにも分からないくらい。ここは確実にいきたいですね」と中田助手は愛馬に強い信頼を寄せている。

 唯一の3歳馬(1)マッハヴェロシティは、坂路2本目に4ハロン58秒8で駆け上がって息を整えた。久々を使われての上昇気配に、「デキは申し分ないよ」と武藤調教師は目を細める。「カイ食いが旺盛で、いい雰囲気。強い古馬が相手で、開幕週で速い時計の決着になるとどうかだが、体調の良さと斤量差で何とか渡り合えないか。最内枠だし、他が行かないのならば逃げる手も十分あるよ」と積極策も示唆した。

 産経賞オールカマー8着からの巻き返しを狙う(3)ハイアーゲームは、いつもと変わらず坂路3本の調整。軽快な脚どりからは、年齢の衰えは感じない。「とにかく具合がいいんだよ」と元島厩務員はうなずきながら、南スタンド前に戻ってきた同馬に駆け寄った。「1度使ってからも元気一杯。前走も終い3ハロン33秒3の脚を使っていたからね。今回も楽しみは持っているんだ」と好走を願っていた。

 午前6時30分に出発した(5)ヤマニンキングリーも中央道の事故渋滞に遭遇したが、和田厩務員は泰然とした口ぶり。「北海道から栗東に戻った後もカイバを食べているし、ある程度のことはやってきたからね。体も増えていると思うよ」と自信ありの表情だ。「何とか連対を確保したいね。ずっと連に来ているから」と〔1〕〔1〕(2)(2)(2)〔1〕着という連対記録を意識する。札幌記念の覇者として、力を出せる態勢にありそうだ。

 関屋記念Vで勢いに乗る(7)スマイルジャックは、坂路で脚を慣らしてから南Wコースへ。仕掛けられてからの反応が鋭く、3ハロン43秒1-12秒3で万全の態勢をアピールした。「ここまで無事に来られてホッとしている」と、見守っていた小桧山調教師は笑みを浮かべる。「あくまで挑戦者の気持ちで挑む。ただ、マイラーなのか中距離馬なのか判断基準にもなるし、真価を問うレースでもある。あとは結果がついてくれば」と期待を込めて送り出す。

 レース3日前の8日に東京入りしている(10)サンライズマックスは、ダートで軽めのキャンター調整。環境に慣らす目的で早めに東上するのは、昨年のエプソムC優勝の時と同じパターンだ。「これまでのところは問題ありませんね。久々でも仕上がりはまずまず。あとは当日次第でしょう」と嘉堂調教助手は直前の気配をポイントに挙げている。

 上がり馬(11)ナムラクレセントも渋滞に巻き込まれた1頭。「輸送は大人しかったですが、この馬はこれからが勝負なので…」と語る房野調教助手の視線の先には、馬房内でグルグルと旋回するクレセントの姿が。「もともとこういう馬ですから。とにかく、オープンに入ることを目標にしてきた馬。今回は無事に走ってくれれば十分です。あとは小牧さんにお任せするだけですね」とコンビ復活後に連勝中の鞍上を頼りにしていた。

 関西馬の最後に到着したのは(4)カンパニー。8歳のベテランらしく、渋滞の影響を感じさせない落ち着いた様子だ。「464キロくらいになると思います。輸送も問題なかったですし、いつもと変わりない感じですね」と澤調教助手。豊富なキャリアがあるだけに、何の不安もなく秋初戦を迎えられそうだ。

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