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GIの舞台は阪神に移り、14日は2歳女王決定戦「第66回阪神ジュベナイルフィリーズ」(芝1600メートル)が行われる。前哨戦のアルテミスSを9番人気ココロノアイ、ファンタジーSを最低人気のクールホタルビがVと混戦模様だが、注目は大物感あふれる良血コートシャルマン。無傷の3連勝を決め、来春へ大きく弾むか。
昨年1~3着のレッドリヴェール、ハープスター、フォーエバーモアに共通していたのは“2戦2勝”。今年は2頭いるが、注目は小倉2歳S馬オーミアリスよりも、コートシャルマン。半兄ストロングリターン(12年安田記念)、半姉レッドオーヴァル(13年桜花賞2着)という血が、大きな可能性を思わせる。
今夏の中京で直線外からデビューV。3カ月ぶりの前走・りんどう賞では14キロ増と丸みが増した馬体を軽快に弾ませ、ダノングラシアスとの叩き合いをクビ差制した。
「普段はおとなしくて坂路へ向かうときもゆったり落ち着いているが、走り出すと元気にあふれる。競馬へ行くと、いい根性を見せるしね。カイバも食べるし楽なところが一番いい」と、松永幹調教師が言う孝行娘だ。
先週3日のCWコースはラスト1F12秒0を馬なりでマーク。3歳1000万下を4馬身半突き放し、「反応は良く、やればいくらでも走りそう。いい負荷をかけられたと思います」。
距離は1F延びるが、「父がハーツクライに代わって融通は利きそうだけど、体型的には短いほうかな。でも、もちろんマイルは大丈夫」。兄姉の活躍からしてもそのとおりだろう。騎手時代に97年キョウエイマーチ、00年チアズグレイスで桜花賞を勝つなど、“牝馬のミキオ”といわれたトレーナーは自信。クラシックを見据えた快走が期待できそうだ。(夕刊フジ)
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