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アーバンシック
直近2戦は京成杯2着から皐月賞4着。京成杯は踏み遅れた感じもするが、ひとつ前の百日草特別の内容からも、多少エンジンのかかりが遅いタイプに映る。皐月賞4着は最後に「ダービーでこそ」と思わせる脚を使い、余計に買われそうだが、やはりダービーで買いたい馬だ。皐月賞馬とオッズに開きがあるなら楽しみが大きくなる。
コスモキュランダ
捲り競馬で弥生賞を勝ち、皐月賞も2着と健闘した。位置取りの差はあれど、ゴール前の勢いは優勢。皐月賞の1分57秒台決着は今年を含め3度あり、該当する2017年の勝ち馬は当馬の父アルアイン。そのアルアインはダービー5着で、古馬以降も内回りで良績を収めた。ただ、アルアインの全弟にはダービー馬シャフリヤールがいる。
ジャスティンミラノ
新馬から共同通信杯、皐月賞と3連勝。共同通信杯ではマイルG1馬ジャンタルマンタルの前を走ったが、皐月賞では位置取りが逆になった。先に動いた馬を見ながら、好位から進出し、ゴール前で捉え1冠目を手中にした。共同通信杯はスローながら、後半4ハロン45秒3と質の高いレースで、そうした経験も活きた。大目標は当然ここで鞍上の悲願もかかる。
シュガークン
キタサンブラックの半弟で、青葉賞の勝ち馬。立ち上がったところでゲートが開き、絶好のスタートになった。ハナに立つ勢いから外の逃げ馬に譲り、好位のインへ。大逃げの馬を捕まえんと周りの手が動きだすと、そのワンテンポあとに追い出される。結果、アタマ差出るのだから見事な手腕と言うべきか。勝ち時計2分24秒2も悪くない数字だ。
ショウナンラプンタ
新馬戦が強かった。阪神芝2000mの舞台での、1000m62秒8、前残りの流れを少頭数の後方から楽々と突き抜けている。大型馬らしからぬ俊敏さを見せた。その後、東スポ杯2歳S4着は出遅れ、ホープフルS7着はもたれて競馬にならず。1勝クラスで立て直されると、前走の青葉賞は外枠からかかりながら2着。内枠で脚が溜まれば怖い存在になる。
シンエンペラー
昨年は新馬、京都2歳Sを連勝し、ホープフルS2着。緩みない流れを前につけ、直線はソラを使いながらも力を示す競馬だった。前走の皐月賞5着は、勝ち馬を見る位置からこの馬なりに伸びた。近年のダービーでは、ハイペースの番手から粘る馬がいるが、そういうタイプにも映る。時計のかかる馬場で、持久力を活かせる流れになれば。
ダノンエアズロック
2歳時から評判の素質馬が、前走プリンシパルSを勝ち、ダービーへ滑り込んだ。弥生賞7着は案外も、プラス18キロだったことに加え、内回りの緩い流れで前半かかっていた。リステッド競走の2勝(プリンシパルSとアイビーS)は、ともに少頭数の瞬発力勝負。特にアイビーSは、後半3ハロンを32秒7で走った。延長ローテで脚を使えるかどうか。
ビザンチンドリーム
きさらぎ賞勝ち馬。大外枠から出遅れ、後方で折り合いもちぐはぐだった。それに加え、1000m60秒2の緩い流れとなり、前と差を詰めにくい上がり勝負。レース全体の後半3ハロン12.0-11.1-11.3を、自身は33秒7で大外一気で決め、地力の高さが窺える。不器用なので大箱は合いそう。現段階でどこまでやれるか。
レガレイラ
ホープフルSの勝ち馬。内枠2頭が競り合いながら先行し、前に苦しい緩みない流れになった。その流れを出遅れ、4角10番手から差し切りと展開は向いた。ただ、4角はかなり外を回り、ゴール前の勢いは目立った。牡馬路線へ舵を切るのも頷ける。皐月賞は追走が苦しい印象で、距離延長と東京替わりはプラスに働きそう。
メイショウタバル
皐月賞17着はハナを叩き、1000m57秒5のハイラップで大逃げの形。オーバーペースで、直線入り口で早々と後退した。内枠から出して行った分もあり、毎日杯やつばき賞の内容からこれほど負ける馬とも思えないが、逃げ馬らしいと言えばらしい。控えたらおそらく我慢が利かず、ここも先手主張だろう。となれば、速くなるか。