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5日にフランス・ロンシャン競馬場で行われた第93回凱旋門賞(GI、芝2400メートル)は、ティエリ・ジャルネ騎手騎乗のトレヴ(仏=クリスティアーヌ・ヘッドマレク厩舎、牝4歳)が優勝。36年ぶりの連覇を果たした。2着も地元のフリントシャー。3着にはイギリスのタグルーダが入っている。勝ちタイムは2分26秒05(良)。日本から臨んだ3頭は、ハープスターが6着、ジャスタウェイが8着、ゴールドシップは14着に終わった。
レースは予想通りペースメーカーのモンヴィロンが先行。キングストンヒルが2番手につけて、3番手はルーラーオブザワールドとタグルーダが併走した。日本馬は3頭とも後方からのレースで、トレヴは6番手のインを追走する。大きな動きのないまま直線に向くと、ゴールドシップとハープスターは外に持ち出し、ジャスタウェイはインへ。しかし、ぽっかりあいたインを突いたトレヴが直線半ばで先頭に立つと、一気に後続を突き放す。じわじわ伸びたフリントシャーが2番手に上がったものの前には全く届かず、トレヴが堂々と連覇を達成した。鞍上のジャルネ騎手は、一時トレヴの鞍上から降板させられた経緯もあり、ウイニングランで人目もはばからず号泣。喜びを爆発させた。日本馬のなかでは、大外に持ち出したハープスターがいい脚で伸びかけたものの、前をとらえるまでにはいたらず、6着まで。ジャスタウェイはインから伸びたものの8着、ゴールドシップは伸び切れず14着に敗れている。
ハープスターの川田将雅騎手は「これだけ期待していただいたのに、結果を出せずに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。馬は本当によく頑張ってくれました」と肩を落とし、ジャスタウェイの福永祐一騎手も「もう少し前に行きたかったけれど、前に進んで行かず、思ったより後ろになりました。状態は良かったし、最後も伸びているのですが…。感触も良かったのですが、いつもと違う馬場なので反応が鈍かったのか…」と敗因を位置取りと馬場に求めた。また、ジャスタウェイとゴールドシップを送り込んだ須貝尚介調教師は「世界は甘くなかった。人も馬も順調にこれたし、レース後の馬の様子も大丈夫だけど、結果が出せなかった」と落胆を隠し切れない様子だった。
勝ったトレヴ(Treve)は、父Motivator、母Trevise、母の父Anabaaという血統。通算成績は9戦6勝。昨年の凱旋門賞ではオルフェーヴルに完勝。無敗で制して頂点に輝いたが、今年は3戦とも精彩を欠いて人気を落としていた。連覇は1977、78年のAlleged以来、36年ぶり。牝馬の連覇は1936、37年のCorrida以来、77年ぶりの快挙となる。また、ティエリ・ジャルネ騎手は1992年スボーティカ、94年カーネギー、13年トレヴに次いで4度目、ヘッドマレク調教師は1979年スリートロイカス、13年トレヴに次いで3度目の凱旋門賞制覇となった。
日本馬はかつて、スピードシンボリ、メジロムサシ、シリウスシンボリという一流馬がことごとく壁にはね返されてきたが、1999年に半年間の滞在を経て臨んだエルコンドルパサーがモンジューの2着に好走。その後は毎年のようにトップクラスの馬が挑戦を続けたが、エルコンドルパサー以降もナカヤマフェスタ(2010年)、オルフェーヴル(12、13年)の2着が最高で、あと一歩のところまでいきながらVに手が届かなかった。今年は日本馬が初めて3頭出走するという最強の布陣。それでも歴史を塗り替えることはできなかった。日本競馬の悲願は、来年以降に持ち越される。
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