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1日の東京12Rで行われた第128回目黒記念(4歳上オープン、GII、芝2500メートル、16頭立て、1着賞金=5500万円)は、蛯名正義騎手騎乗の8番人気マイネルメダリスト(牡6歳、美浦・田中清隆厩舎)がゴール前の大接戦を制して重賞初Vを飾った。タイムは2分31秒0(良)。
ダービーの悔しさを、伝統のGIIで晴らした。ハンデ戦らしい混戦のゴール前を制したのは、蛯名正義騎手のマイネルメダリスト。ステイゴールド産駒が、オープン入り2戦目でGII制覇の金星を挙げた。
レースはグランデスバルが先手を取り、ラブリーデイがピタリとマーク。ステラウインド、アップルジャックなどが続く展開となった。平均的なペースで流れて、直線に入ってからもラブリーデイが抜け出しを図るが、思いのほか伸びがない。ゴール前は横に広がっての大接戦。この馬群の大外から抜け出したのがマイネルメダリストだった。道中は中団の後ろで流れに乗り、直線は外から54キロのハンデを生かして鋭く差し脚を伸ばし、初タイトルを手にした。アタマ差2着は最内からしぶとく伸びた12番人気のラブイズブーシェ。さらにアタマ差の3着が4番人気のプロモントーリオだった。
マイネルメダリストは、父ステイゴールド、母ツクバノーブル、母の父アサティスという血統。北海道新冠町・新冠伊藤牧場の生産馬で、(株)サラブレッドクラブ・ラフィアンの所有馬。通算成績は36戦6勝。重賞初勝利。田中清隆調教師は目黒記念初勝利。蛯名正義騎手は2012年スマートロビンに次いで2勝目。
蛯名騎手は「前半はよく(力を)抜いて走れていたし、展開も向きました。ハンデが軽かったこともありますが、よくここまで短期間で上がってきました。グングン良くなっていましたからね」と状態面の急上昇を勝因に挙げていた。
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