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前日までに6頭が脱落した当コーナー。5日目は「枠順」や「コース適性」などを検証する。過去に幾度も波乱を演出してきたトリッキーな中山コース。過去10年間、フルゲートの16頭立てで行われた有馬記念は2度しかなく、3年ぶりのフルゲートとなった今年は例年にも増して枠順の重要度が高い。最終日を前にして、さらに生き残り馬を絞っていく。
〔1〕枠順の有利不利((16)番=5点減、(16)を除く〔6〕~〔8〕枠=2点減)
この項目に関しては過去10年ではなく、第1回から昨年までの56回を対象とする。中山芝2500メートルはスタート直後に3コーナーに入ることから、外枠は不利とされる。実際に(1)~(10)番の連対率16・3%に対し、(11)~(16)番は12・4%で、複勝率になると、24・6%に対し18・0%。差は歴然だ。特に、フルゲートとなった場合の大外(16)番枠は過去に14頭が出走して3着すらない。
〔8〕枠(16)番のルルーシュは5点減点。〔6〕(11)トゥザグローリー、〔7〕(13)ゴールドシップ、〔7〕(14)ビートブラック、〔8〕(15)ナカヤマナイトは2点減点。
〔2〕コース実績(中山で3着以内なし=2点減、同5着以内なし=3点減)
過去10年、中山芝未経験で優勝した馬は0。2着も2003年リンカーン、07年ダイワスカーレット、09年ブエナビスタの3頭しかいない。翌年の有馬記念を逃げ切ったダイワスカーレットや、GI6勝の女傑ブエナビスタでさえ、中山初出走で敗れたことを考えれば、やはりコース経験は重要だと言える。今年のメンバーに中山未経験馬はいないが、出走経験があっても実績のない馬は減点対象だ。
中山で3着以内の経験がないダークシャドウ、ルルーシュは2点減点。5着以内もないビートブラックは3点減点とする。
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