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【菊花賞】菊舞台にディープな相性ラー

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【菊花賞】菊舞台にディープな相性ラー

 菊花賞オルフェーヴルの3冠制覇に待ったをかけるのは、ディープインパクト産駒だ。シンボリルドルフに次ぐ史上2頭目の無敗の3冠馬に輝いた父が、菊の舞台に刺客を送り込む。セントライト記念2着のトーセンラー神戸新聞杯3着のフレールジャック。3冠馬の子供が3冠を阻止する。

出走予定馬

 ディープインパクト産駒の大器が、真の力を見せるときがきた。春の2冠は条件が整わず結果を出せなかったトーセンラーだが、菊の舞台を前に、現時点で不安材料は見当たらない。万全の態勢で挑む3冠最終戦。逆転のチャンスは十分にある。

 「秋になって、馬に芯が入ってしっかりしてきた。あとは騎手が乗りやすいように調整していくだけ。何としても3冠を阻止せんといかんな」

 藤原英調教師は、打倒オルフェーヴルへの熱い思いを口にした。それもそのはず。今年2月のきさらぎ賞では、直線で豪快に伸びてオルフェーヴル(3着)、ウインバリアシオン(4着)を撃破。今回の“2強”を寄せ付けなかった実績がある。「これまでのレースぶりからも、京都は合う」と藤原英師。きさらぎ賞を含め、京都芝外回りは2戦2勝と最も得意なコースだけに、気合が入る。

 春の2冠は、運に恵まれなかった。東日本大震災発生時には宮城県・山元トレーニングセンターに放牧中。帰厩の予定日が遅れ、輸送に時間もかかった。そんな過程での皐月賞7着は仕方のない結果だ。体調が戻ってきたダービーは不良馬場。432キロの小柄な体は体力を消耗し、直線で力尽きて11着に大敗した。

 素質馬はその苦い経験を乗り越えて、秋を迎えてたくましくなった。セントライト記念は体重こそマイナス4キロだったが「夏を越して、やっと体がしっかりしてきました」と片桐調教助手。レースはフェイトフルウォーに1馬身1/4差の2着に敗れたが、狭い内を割って伸びてきた力強さが、パワーアップを証明した。「少し負けたけど、前哨戦だから。あれだけ走れればいいだろう」と藤原英師は内容を評価すれば「レース後の回復が早くて、すぐに乗り出せた」と、片桐助手は本番へ向けての順調ぶりを伝えた。

 12日の1週前追い切りは坂路でビッシリと追われて4ハロン52秒8、ラスト1ハロン12秒4と上々のタイム。ハードな仕上げを施させており、体調は文句なしだ。未知の距離についても「掛からない馬。折り合い面の心配はしていません」と片桐助手は自信を抱く。歯車の全てがかみ合ってきた秋。頂点に君臨するおぜん立てはしっかりと整った。 (下村静史)

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