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【チャンピオン】前哨戦を斬る

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 《みやこS=A》脚抜きのいい不良馬場で、前半1000メートルは59秒5のハイペース。後方を進んだロワジャルダンがインを強襲し、3着までがタイム差なしの接戦を制した。勝ちタイム1分47秒8は日本レコードタイ。ローマンレジェンドは骨折明けで58キロを背負いながら、好位からいったんは先頭に立って3着と力を示した。

 《武蔵野S=A》800メートル通過が46秒1の速い流れ。いつも通り後方を進んだノンコノユメが直線で外から脚を伸ばし、押し切り濃厚に思われたタガノトネールをハナ差で捕らえた。勝ちタイム1分34秒7はレース史上2番目に速く、3歳で58キロを背負いながら、差し切ったノンコの強さが際立った。

 《JBCクラシック=B》コパノリッキーが前半1000メートル62秒7のマイペースに持ち込んで逃げ切り、連覇を飾った。サウンドトゥルーは2馬身半差の2着だったが、追い込みが決まりにくい馬場だっただけに内容は評価していい。好位を進んだホッコータルマエは休み明けの影響で伸びを欠いて3着だった。

 ◇結論◇

 武蔵野Sを勝った(1)ノンコノユメが中心になる。上がり3ハロン34秒台をマークしたこともある展開不問の末脚はGIでも上位にみていい。みやこSを好時計で制した(16)ロワジャルダンも差はない。ただ前走は終始内を回ってロスのない競馬だっただけに、大外(16)番枠が鍵になるか。昨年の3着馬(9)ローマンレジェンドは上積みが見込め、この舞台で重賞勝ちの実績がある(7)コパノリッキー、前走好内容の(2)サウンドトゥルーも上位争いに加わる。連覇を狙う(13)ホッコータルマエは昨年もJBCクラシック4着から巻き返しており、前進必至だ。

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