9日の京都10R京洛ステークス(3歳上オープン、芝1200メートル)は、浜中俊騎手騎乗の3番人気ワキノブレイブ(牡4歳、栗東・清水久詞厩舎)が直線で抜け出して快勝。オープン初勝利をマークした。タイムは1分7秒4(良)。
気合をつけてサカジロロイヤルが先行策。メイショウイザヨイが2番手につけて、その後ろにはメモリアルイヤー、アイラブリリ、ワキノブレイブなどが続き、人気のエイシンブルズアイは中団の外を追走した。サカジロロイヤルが4コーナーを回ってさらに差を広げて逃げ込み態勢かと思われたが、好位をロスなく追走して外に持ち出したワキノブレイブがぐんぐんと迫り、一気にかわす。中団のインを立ち回って直線勝負にかけたアルマリンピアも伸びてきたが、先に抜け出したワキノブレイブが押し切ってV。オープン入り4戦目で初勝利をあげた。1馬身3/4差の2着は11番人気の伏兵アルマリンピア。さらに1/2馬身差の3着に8番人気のサカジロロイヤルが粘り込み、波乱の決着となっている。
ワキノブレイブは、父マイネルラヴ、母ザフェイツ、母の父ブライアンズタイムという血統。通算成績は30戦6勝となった。
浜中騎手は「返し馬からゴールまで理想的に運べました。一戦ごとに成長しているし、精神面も良くなっていますね。今なら重賞に挑戦してもやれそうです」と充実ぶりを実感している様子だった。
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