24日の小倉11Rで行われた第49回
北九州記念(3歳上オープン、GIII、芝1200メートル、18頭立て、1着賞金=3800万円、サマースプリントシリーズ第4戦)は、
丸田恭介騎手騎乗の8番人気
リトルゲルダ(牝5歳、栗東・
鮫島一歩厩舎)が叩き合いを制して重賞初制覇を果たした。タイムは1分7秒5(良)。
人気馬が総崩れとなり伏兵ばかりが上位争いを繰り広げたゴール前で、最後の最後に抜け出したのは5歳牝馬
リトルゲルダ。
アイビスサマーダッシュ4着の米国産馬が、サマースプリントシリーズで首位タイに立った。
レースは予想通り
アンバルブライベンが先手を取ったが、
メイショウイザヨイも気合をつけてピタリと2番手をマーク。さらに
アイラブリリ、
アルマリンピア、
リトルゲルダなどが続く。人気の
エピセアロームは中団からの競馬となった。直線に向いても先行馬の脚いろはなかなか鈍らず、中団以降に控えた人気馬は全く伸びない。
リトルゲルダと
メイショウイザヨイの激しい叩き合いが続いたが、最後はハナ差、
リトルゲルダが先着した。丸田騎手は2010年の
福島記念(
ダンスインザモア)以来、2度目の重賞V。2着は13番人気の
メイショウイザヨイで、さらに1/2馬身差の3着には17番人気の
カイシュウコロンボが突っ込み、3連単は395万円を超える大波乱となった。
リトルゲルダは、父Closing Argument、母BijouxMiss、母の父Buddhaという血統の米国産馬で、栗山良子氏の所有馬。通算成績は19戦6勝。重賞初勝利。
鮫島一歩調教師、
丸田恭介騎手ともに
北九州記念初勝利。
丸田騎手は「道悪が上手でしまいもしっかり伸びると聞いていました。僕が道を選んだというより、馬が進んで行ったのに合わせた感じです。手応えは十分でした。(相手は)後ろから来る馬かなと思っていましたが、
メイショウイザヨイも頑張っていたので、差し切れてよかったです。久々に来た小倉で最高の結果を出すことができて、最高に幸せです」と満面の笑みでファンの声援に応えていた。
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