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第60回有馬記念(27日、中山10R、GI、3歳上オープン国際(指)、定量、芝・内2500メートル、1着本賞金2億5000万円=出走16頭)有馬記念が27日、中山競馬場で行われ、ラストランで8着に敗れたゴールドシップ(栗東・須貝尚介厩舎、牡6)が、最終レース終了後に引退式を行った。最後のレースを含めて12戦でコンビを組んだ内田博幸騎手(45)は涙を浮かべて感謝の言葉を贈った。勝っても負けてもターフを沸かせた芦毛の怪物は、ファンに別れを告げ、種牡馬として第二の馬生を歩み出す。
一瞬、夢をみた。向こう正面の残り1000メートル地点、最後方に構えていたゴールドシップが動いた。行けぇ!! まくれぇ!! 12万超の大歓声が追い風になったように、楽な手応えのまま3コーナーで3番手まで進出。だが、そこが最大の見せ場だった。8着での終戦。ラストランで2年ぶりに手綱を託された内田騎手は、悔しさをにじませながら相棒をたたえた。
「やったかな、と思ったんだけどね。俺が乗ったときはあの形だったから。楽に上がっていけたけどね。最後の大役だから何とかしたかったんだけど、現実は厳しい。でも、がんばってますよ」
最終レースが終了してから約1時間後。「まつり」を熱唱した北島三郎が“前座”を務め、内田、岩田、横山典とコンビを組んだ3人の騎手がそろう豪華なセレモニー。2年連続ファン投票1位、ラストランも1番人気とファンの多い馬らしく約4万人のファンが残り、GI6勝の芦毛の暴れん坊との別れを惜しんだ。
3コーナーからまくって沸かせたラストラン同様に、引退式でもゴールドシップらしさは全開だった。誘導馬に反応していななき、内田騎手の涙のインタビューをかき消した。記念撮影もごねにごねて列に加わらず5分間待たせた。最後まで気ままに振る舞い、号泣しながら手綱を引いていた今浪厩務員も、最後は笑みを浮かべていた。
来春から種牡馬として北海道新冠町のビッグレッドファームでけい養され、約10億円(1400万円×70株)のシンジケートが組まれている。種付け料は未定も、今年2月に急死した父ステイゴールドの後継馬としての期待は高い。
須貝調教師は「またこういう愛される馬を作れるように努力したい。第二の馬生でいい子を出してほしいね」と感謝を込めて送り出した。産駒は早ければ19年夏にデビュー予定。奇想天外なゴールドシップは、これからも気の向くままに帆を張る。(川端亮平)
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