マーチSが24日、中山競馬場でフルゲート16頭によって争われ、石橋騎乗で重賞初挑戦だった8番人気サトノティターンが後方から豪快に差し切って勝利を飾った。タイム1分52秒3(良)。この日は572キロでの出走で、重賞では1986年
京王杯SCの
トーアファルコンの570キロを上回る最高馬体重優勝記録。今後はJRAだけでなく、交流重賞も視野に入れる。
◆石橋騎手(サトノティターン1着) 「力があるのはずっと分かっていた馬。気性などいろいろ気にする馬ですが、ここにきて良くなって力を出せたことが結果につながりました。潜在能力は高く、今後も楽しみ」
◆吉田隼騎手(
ロンドンタウン2着) 「テンは少し力んでいたが、徐々にいい走りになってきた。休み明けでこれだけやれるのだから楽しみ」
◆田辺騎手(
テーオーエナジー10着) 「もっと掛かるかと思っていたが、意外にフワッといく感じ。直線に向いてからの手応えもあまり良くなかった」
サトノティターン 父
シンボリクリスエス、母マチカネチコウヨレ、母の父デピュティミニスター。黒鹿毛の牡6歳。美浦・
堀宣行厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は里見治紀氏。戦績9戦5勝。獲得賞金9432万8000円。重賞は初勝利。
マーチSは
堀宣行調教師、
石橋脩騎手ともに初勝利。馬名は「冠名+巨大な体を持つ神」