週開催の全レースVTRをくまなく見直し、着順・走破時計など、数値データだけでは判断できない“視覚的要素”を踏まえ、次走狙える馬(激アツ君)をピックアップします。
【9月2(土)】
小倉1R 2歳未勝利 芝2000m 曇 稍重
2番
ルシフェル(1番人気1着)
強いの一言。スタートはあまり出ずに、外から3番の馬にぶつけられて下がった。その後も態勢が整うまでに、外から来た6番の馬に前を塞がれて気づけば後方3番手。道中少しかかるような仕草を見せていたが、向正面で外に出すと恐らく持っているスピードの違いであっという間に先団に。パトVで見ても、3角から4角での両脇の馬の騎手とくらべて頭の揺れがかなり大きいので、折り合いという意味ではあまりついていなかったはずなのだが、直線はGOサインを待ちきれない感じで弾け、最速の上がりで後続を4馬身ちぎる圧勝。小倉デビューの2歳にあまり良いイメージを持っていないが、この馬はちょっと違う雰囲気。クラシック候補として記憶しておきたい。 【次走注目度:S】
小倉10R 3歳上2勝クラス 芝1800m 曇 稍重
8番
デルマグレムリン(5番人気4着)
スタートは出ないでもなかったが、ノソッとした動きで二の脚つかずに後方待機。4角でコーナーを大回りして、スピードを落とさずに大外に持ち出すまではほとんど何もしていない。直線に入って追われてからのスピードは、このクラスなら上位と評価して良いレベルで、450kgの体に58kgの斤量で走ったことを考えれば、近いうちにこのクラスを抜けるチャンスがありそうだ。次走狙ってみたい。 【次走注目度:A】
【9月3日(日)】
札幌9R 2歳オープン すずらん賞 芝1200m 晴 良
14番
ビコーズウイキャン(14番人気4着)
スタート、二の脚いずれも悪くない。何より行く気が勝って芝の短距離向きの走り。外枠に入って揉まれなかったことも良かったが、4角7番手の位置からゴール前は非常に目立つ脚で鋭く追い込んだ。410kg台と小柄なのは気になるが、芝の短距離路線で3歳戦前半くらいまでは楽しめそうだ。 【次走注目度:A】
小倉11R G3小倉2歳ステークス 芝1200m 晴 良
10番
アスクワンタイム(5番人気1着)
パトVで見ると、首の使い方が非常にうまいことが分かる。3F通過33.3秒はハイペース判定だったが、後方からの組で上位に食い込んでいるのはこの馬だけなので、流れ自体が差しに向いたレースとも言い切れない中、4角8番手から見事に差し切った。将来的なことも含め、スプリント戦なら今日のような差し切りを決めるシーンがまた見られるかもしれない。次走、1200mならば狙ってみたい。 【次走注目度:A】
新潟11R G3
新潟記念 芝2000m 晴 良
3番
ノッキングポイント(2番人気1着)
『
金言禄』、『
レーティング』の記事で本命視した馬。そもそもスタートは悪くない馬だが、今日も良く出てスンナリ中団に収まった。内ラチ沿いで道中距離のロスがなかった点も良かったが、4角を回った時点で内から2頭目。外のほうが伸びている状況で、この位置から抜け出せたのは大きい。やはり強かった、という印象。秋以降が大いに楽しみだ。 【次走注目度:S】
(文:のら~り)
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