2月19日の小倉11Rで行われた第51回
小倉大賞典(4歳以上オープン、GIII、芝1800メートル、ハンデ、16頭立て、1着賞金=4100万円)は、
武士沢友治騎手騎乗の4番人気
マルターズアポジー(牡5歳、美浦・
堀井雅広厩舎)が逃げ切り勝ち。タイムは1分45秒8(良)。
マルターズアポジーは重賞初勝利となった
福島記念も逃げ切り勝ち、前走の
有馬記念(15着)でも果敢な大逃げを打ってスタンドを沸かせた。
2馬身差の2着には中団追走から大外を追い込んだ
ヒストリカル(8番人気)、さらにクビ差遅れた3着に好位から脚を伸ばした
クラリティスカイ(5番人気)。1番人気の
ストロングタイタンは6番手追走から直線伸びを欠いて5着に敗れた。
小倉大賞典を勝った
マルターズアポジーは、父ゴスホークケン、母
マルターズヒート、母の父オールドトリエステという血統。北海道新冠町・山岡牧場の生産馬で、馬主は藤田在子氏。通算成績は19戦7勝。重賞は2016年
福島記念・GIIIに次いで2勝目。
小倉大賞典は、
堀井雅広調教師、
武士沢友治騎手騎手ともに初優勝。
◆
武士沢友治騎手「同じタイプが何頭かいましたが、初速が速く自分の形に持ち込めました。少しハミをかむところはあったけど、いい形で運べましたし、
有馬記念がいい糧になったと思います。思った以上にテンションが高かったんですが、馬の力を信じていました。“後ろから来ないでくれ”と思っていました。ここにきての成長は目を見張るものがあります」
マルターズアポジー(牡5歳、美浦・
堀井雅広厩舎)の
小倉大賞典制覇は、1974年にノボルトウコウが制して以来、43年ぶり通算2回目の関東馬の勝利。また、530キロでの勝利は
小倉大賞典における最高馬体重勝利。
★19日小倉11R「
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