中央競馬ニュース

【フェアリーS】レース展望

 0   0   1,563
シェアする  x facebook LINEで送る
【フェアリーS】レース展望

 3日間競馬の最終日、11日の中山メーンは3歳牝馬によるフェアリーS(GIII、芝1600メートル)が行われる。過去には1984年エルプス桜花賞)、85年メジロラモーヌ桜花賞オークス)、86年コーセイ桜花賞2着)と牝馬クラシック直結していたが、最近の勝ち馬は小粒感が否めない。施行時期が年明けになって8年目。今年こそ、GI戦線で上位争いを演じる馬の登場が待たれるところだ。

 クードラパン(美浦・久保田貴士厩舎)はメンバー唯一の2勝馬。前走のGI阪神ジュベナイルフィリーズは、初めての重賞挑戦で強敵にはね返されて13着に惨敗したが、短期放牧をはさんでここを目標にしっかりと調整できている。中山マイルは2走前のサフラン賞で勝っており、コース適性は問題ない。気性の勝ったタイプだけに、輸送時間が短くなるのも好都合だ。腰痛での休養から復帰する田辺裕信騎手の騎乗にも注目したい。

 リセエンヌ(栗東・荒川義之厩舎)は、サウジアラビアロイヤルCで牡馬相手に4着と好走。中山は未経験だが、小倉→阪神→東京と経験してきたので不安はなさそうだ。1戦ごとにレースぶりが良くなっており、道中の折り合いにも不安がない。410キロ台と小ぶりなこともあり、前走後はひと息入れてここに照準を定めてきた。体が極端に減らないかがポイントだ。

 シーブリーズラブ(美浦・池上昌和厩舎)は昨年のチャレンジCを勝ったフルーキーの半妹。新馬戦はクビ差2着と惜敗したが、続く未勝利(東京芝1600メートル)は、着差(1馬身3/4)以上の大楽勝だった。ひと息入れてフレッシュな状態。レースセンスが良く、まだまだ伸びしろも十分に見込める。新種牡馬カジノドライヴ、管理する池上昌和調教師ともに重賞初Vがかかる一戦だ。

 2戦目で完勝したコルコバード(美浦・木村哲也厩舎)は、母がダートで活躍したエンシェントヒルだが、父にステイゴールドを迎えて芝向きの切れ味がある。初戦2着時の勝ち馬は大物の呼び声も高いサプルマインドだけに、ここなら十分に通用しそうな計算も成り立つ。

 コパノマリーン(美浦・斎藤誠厩舎)は、中山マイルの新馬戦を好位から抜け出して快勝。父ヴィクトワールピサが得意とした中山だけに、キャリア1戦でも注目される。オーナーの小林祥晃氏(ドクター・コパ)も期待が大きい牝馬。無傷の2連勝となれば大いに夢がふくらむ。

 1ハロンの距離延長がプラスに出そうなハマヒルガオ(美浦・堀宣行厩舎)やレッドエトワール(美浦・久保田貴士厩舎)、抜群の安定感を誇るダイワダッチェス(美浦・菊沢隆徳厩舎)、使いつつメキメキと力をつけてきたラブリーアモン(美浦・谷原義明厩舎)なども侮れない存在だ。

フェアリーSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら

この記事はいかがでしたか?
ナイス (0)
 ナイス!(0

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

6月23日()
宝塚記念 G1
6月22日()
東京ジャンプ G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

6月16日()
マーメイドS G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
51,113万円
10 ナミュール 牝5
50,963万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
40,307万円
2 ダノンデサイル 牡3
38,200万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
32,053万円
4 ステレンボッシュ 牝3
28,331万円
5 アスコリピチェーノ 牝3
22,165万円
6 チェルヴィニア 牝3
21,519万円
7 シンエンペラー 牡3
19,041万円
8 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
9 レガレイラ 牝3
11,278万円
10 ライトバック 牝3
11,256万円
» もっと見る