中央競馬ニュース

【大阪杯】エース、打たれて強くなるキンカメの血

 0   1   5,367
シェアする  x facebook LINEで送る

 打たれて強くなるキンカメの血! 充実一途ヤマカツエースがGI初代王者を襲名する。

 昨年、阪神芝2000メートルでトップの7勝をあげた川田騎手が週なか、こんなことを言っていた。

 「阪神のこの距離は競馬を作れる馬に有利。あの馬が、現役を続けていたらね」

 腕達者が思い焦がれる“あの馬”とはGI2勝(15年宝塚記念、天皇賞・秋)で昨年、ターフを去ったラブリーデイ。新馬&野路菊S連勝、京王杯2歳S2着で早くから期待されつつ、クラシックでは大敗(皐月賞15着、ダービー7着)。しかしOPでの長い下積みを経て5歳で素質が開花し、一気に頂点に上り詰めた。

 今、そのラブリーと同じ雰囲気を漂わせているのが、同じキングカメハメハを父に持つヤマカツエースだ。

 3歳時、前哨戦のニュージーランドTを勝ちながら、NHKマイルCでは13着と大敗。そのあともOPで一進一退の下積み生活を続けていたが、昨年暮れ、5歳を前に急激に本格化。12月の金鯱賞V、有馬記念4着、さらに今年初戦の金鯱賞快勝と、ラブリーの充実期よろしく、相手なりにまるで崩れない存在にのし上がった。

 「馬体重が500キロ以上に安定してきたら、必ず走ると以前から思っていた。だから若いときから無理して強いところにぶつけてきたんだ。前走はオッと思う勝ち方だっただろ」

 経験を重ねに重ねて訪れた待望の本格化に、ニヤリとしてみせた池添兼調教師。そして秘蔵っ子の手綱を託されるのは、長男の謙一騎手だ。

 GIでの父子Vを夢のひとつにあげている孝行息子。胸中には今、それがかなう予感がある。

 「前走は馬体に余裕があったのに、強い勝ち方をしてくれた。今週の動きも良く完成の域に入ってきた。阪神の成績(4戦(6)(6)(6)(13)着)もそれほど悲観していないし、何より馬が自信を持っている。GIII、GIIと着実に上がり、あとはGIだけでしょう」。ステップアップの先に“初代”の栄誉をとらえている。

 “究極の3連単”はヤマカツを1着に固定。定量57キロが有利に映るキタサンブラックを2・3着に据えた12点。

大阪杯の枠順はこちら 調教タイムも掲載

この記事はいかがでしたか?
ナイス (1)
 ナイス!(1

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月21日()
マイラーズC G2
フローラS G2
4月20日()
福島牝馬S G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 セリフォス 牡5
49,313万円
9 ジャックドール 牡6
49,004万円
10 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る