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10日の小倉11Rで行われた第50回小倉記念(3歳上オープン、GIII、芝2000メートル、14頭立て、1着賞金=4000万円、サマー2000シリーズ第3戦)は、和田竜二騎手騎乗の3番人気サトノノブレス(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎)が直線外から差し切り、2度目の重賞勝ちを果たした。タイムは1分59秒8(稍重)。
大雨が降りしきるなか、本格化を思わせる力強い差し切りを決めた。3番人気サトノノブレスが新コンビの和田竜二騎手を背に完勝。秋への飛躍を確信させる重賞2勝目だ。
レースはメイショウナルトが内から先行。これにタムロスカイが続き、ミキノバンジョー、さらに1番人気のラストインパクトも好位につける。よどみない流れで、メイショウナルトが快調に飛ばす展開。直線に向いてもメイショウナルトは粘りを見せるが、直線半ばで馬場の外めから伸びたサトノノブレスとマーティンボロの脚いろが目立つ。ゴール前で形勢はガラッと変わり、最後はサトノノブレスが力強いフットワークで抜け出して快勝。1馬身3/4差の2着が6番人気のマーティンボロで、さらに1馬身3/4差の3着に2番人気のメイショウナルトが逃げ粘った。
サトノノブレスは、父ディープインパクト、母クライウィズジョイ、母の父トニービンという血統。北海道洞爺湖町・メジロ牧場の生産馬で、里見治氏の所有馬。通算成績は13戦4勝。重賞はGII日経新春杯(2014年)に次いで2勝目。池江泰寿調教師は08年ドリームジャーニーに次いで小倉記念2勝目、和田竜二騎手は初勝利。
和田騎手は「スタートが決まって、いいところを通れました。長いところを使ってきた馬なので、少しフワフワしていましたが、動かせば動くので4コーナーで大丈夫と思いました」と初騎乗での重賞Vを冷静に振り返っていた。
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