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3歳牝馬3冠の最終戦、秋華賞の追い切りが12日、滋賀・栗東トレセンで行われた。骨折休養明けのローズSで11着に敗れた桜花賞馬ジュエラー(栗東・藤岡健一厩舎)は、DPコースでリラックスした走りを披露。実戦を1回使ったことで、本来の落ち着きを取り戻した。パートナーに2馬身先着と、ラストの伸びも上々。心身ともに万全の態勢を整え、牝馬2冠制覇に挑む。
秋初戦のローズSで11着と惨敗した桜花賞馬が反撃態勢に入った。メンバー中ただ1頭のGI馬ジュエラーが、抜群の切れ味で2冠取りをアピール。ひと叩きされて心身ともに春の好調時に近づいてきた。
「少し時計が速かったけれど、走りはスムーズ。全休日明けにしたのは、競馬までのリズムを崩したくなかったから。いい追い切りでしたよ」
藤岡調教師が納得の表情で切り出す。DPコースでクルークハイト(2歳未勝利)を5馬身ほど追いかけ、直線は内で馬体を並べる。リラックスした走りが、一変したのは、残り1ハロン(200メートル)。気合をつけられると一気にギアが上がり、瞬時にパートナーを2馬身引き離した。500キロの馬体から繰り出すフットワークは迫力満点でタイムも優秀だ。5ハロン(1000メートル)は自己最速の62秒6で、ラスト1ハロンは11秒2。桜の女王らしい切れ味が戻ってきた。
追い切りに騎乗した仲田助手も状態の良さに、「力みが減った感じですね。きょうは(ハミを)かんでいなかった。使って体も締まったし、よくなっています」と笑顔を見せる。前走時は併せ馬でハミをかんで先行馬との差を詰めたが、今回は力まずにスムーズな走りで追いつくことができた。
5月のオークス直前に左第1指骨剥離(はくり)骨折を発症。8月中旬に栗東に帰厩したとはいえ、ローズSまでは約1カ月と日程は厳しかった。「前走の敗因は時間が足りず、中身ができていなかったから」とトレーナー。体はほぼ仕上がっていたが、精神面や息のもちに、久々の影響が出た。デビュー5戦目にして初めて連対を外したが、実戦を使ったことで調教では余計な力を入れなくなり、馬体もシャープに。最高のパフォーマンスができる状態に仕上がった。
GIスプリンターズSをレッドファルクスで制し、秋の好発進を決めたミルコ・デムーロ騎手は「ローズSは久しぶりで、重い馬場も合わなかった」と振り返り「2000メートルは問題ない。うまく道中で我慢させれば瞬発力を発揮してくれるはず」と2冠制覇に意欲を燃やす。
オークス馬のシンハライトが屈腱炎で回避。GI馬は出走馬でただ1頭となっただけに、負けられない。3歳牝馬戦線を担ってきた実力と意地を、最後の1冠で見せる態勢は整った。 (佐藤将美)
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