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26日の中山11Rで行われた第64回日経賞(4歳上オープン、GII、芝2500メートル、9頭立て、1着賞金=6700万円、1着馬に天皇賞・春の優先出走権)は、吉田隼人騎手騎乗の2番人気ゴールドアクター(牡5歳、美浦・中川公成厩舎)が3番手追走から抜け出してV。5連勝を飾り、グランプリホースが今期初戦をきっちりと制した。タイムは2分36秒8(良)。
鞍上が誇らしげに左手を掲げた。これがグランプリホースの底力だ。まさかの2番人気という評価を覆して、ゴールドアクターが完勝。昨年の有馬記念を再現するかのように2頭の人気馬を従えて、2016年も順風満帆の船出だ。
レースはディサイファ、サウンズオブアース、ゴールドアクターの3頭が互いの出方を見るように先行。なかなか逃げる姿勢をみせなかったが、最終的にはディサイファがハナを切る。1番人気のサウンズオブアースが2番手、ゴールドアクターは3番手に差がなく続き、その後ろにマリアライトが追走した。淡々としたスローペースで流れ、上位3頭はそのままの隊形で直線に向かう。サウンズオブアースが先に抜け出すものの、ゴールドアクターも満を持して仕掛け、2頭の争いに。マリアライトも迫るが、3番手まで。最後はゴールドアクターが貫禄の決め手で押し切り、3/4馬身差で5連勝を飾った。2着がサウンズオブアース。1馬身1/4差の3着が4番人気のマリアライトだった。
ゴールドアクターは、父スクリーンヒーロー、母ヘイロンシン、母の父キョウワアリシバという血統。北海道新冠町・北勝ファームの生産馬で、居城要氏の所有馬。通算成績は14戦8勝。重賞はGIIアルゼンチン共和国杯、GI有馬記念(2015年)に次いで3勝目。中川公成調教師、吉田隼人騎手ともに日経賞は初勝利。
吉田隼騎手は「ペースは遅くなると思っていたので、きょうは出たなりでどれだけやれるか試したいと思っていました。強い馬にくっついていって、いい競馬ができたと思います。(有馬記念と同じような結果になったが)斤量も違うし、強い馬も順調に来ていたので、どれだけやれるかなと。(次走の天皇賞に向けては)順調にいってほしいです。またこのペアで頑張ります」とコンビを組んで8戦7勝のパートナーで挑む春の盾を見据えていた。
★26日中山11R「日経賞」の着順&払戻金はこちら
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