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藤岡康太(34)=栗・フリー=騎乗で5番人気のナミュールが抜群の追い込みを決めてGⅠ初制覇を飾った。ムーア騎手の負傷で急きょの乗り替わりになった鞍上は2009年のNHKマイルC(ジョーカプチーノ)以来のGⅠ勝利。2着に3番人気ソウルラッシュ、3着に7番人気ジャスティンカフェ。1番人気シュネルマイスターは7着、連覇を狙ったセリフォスは8着。
◇
鮮やか過ぎる追い込み劇に場内がどよめいた。4コーナーで15番手にいた、ただ一頭の牝馬ナミュールが直線で牡馬陣を封じ込めてGⅠ初勝利を飾った。エスコートしたのはムーア騎手の負傷で代打に指名された藤岡康騎手。レース直後は右手を高らかに突き上げてガッツポーズを見せたが、会見はホッとした表情で切り出した。
「急きょの乗り替わりでしたが、これだけの馬ですし、レースは見ていたので…。馬のリズム、バランスを意識して乗りました」
持ち味の度胸の良さを発揮しての好騎乗で、実際の着差以上に強い勝ちっぷり。「外に出すときに他馬に迷惑をかけてしまったのでそこは自分のミスです」と反省したうえで「馬が本当によく頑張ってくれました」とねぎらった。
突然の鞍上交替。舞台裏はバタバタだった。3場開催で騎手が分散されているのに加えて、このレースも16頭立てで残された選択肢は少ない。高野調教師は「JRAさんから(ムーア騎手が)乗れないと聞きました。空いているジョッキーを選ばないといけないので、オーナーと相談して(藤岡)康太でいこうとなりました」と振り返る。限られた時間のなかで藤岡康騎手と綿密に打ち合わせをし、過去のVTRもチェックして全権を委任した。
「リラックスして馬を走らせれば最後の伸びにつながる、ということなので、それを意識して乗りました。手放しでは喜べない状況でしたが、引き揚げてきたときにムーア騎手が『おめでとう』と言ってくれたので、気持ちは楽になりました」
2009年NHKマイルC(ジョーカプチーノ)以来のGⅠ2勝目に鞍上は笑みを見せた。
秋華賞2着はあるが、8回目のGⅠ挑戦で頂点を奪取。今後に向けてトレーナーは「マイルで勝ちましたが、オークス(3着)、エリザベス女王杯(5着)でも走っていて、距離のレンジはあるでしょう。馬を整えていければ、どんなレースでも頑張ってくれると思います」と意欲を見せる。次走は未定だがGⅠ初制覇を弾みとしてナミュールが、さらなる高みを目指して進んでいく。(長田良三)
■ナミュール 父ハービンジャー、母サンブルエミューズ、母の父ダイワメジャー。鹿毛の牝4歳。栗東・高野友和厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は㈲キャロットファーム。戦績13戦5勝。獲得賞金4億3655万1000円。重賞は2022年GⅡチューリップ賞、23年GⅡ富士Sに次いで3勝目。マイルCSは藤岡康太騎手、高野友和調教師ともに初勝利。馬名は「サンブル川とミューズ川が合流するベルギーの都市。母名より連想」。
【アラカルト】
◆入場&売り上げ…マイルCSの入場者数は2万7917人で、阪神で行われた前年と比べて134・7%と増加。売り上げは173億6562万2900円で同90・0%と減少した。
◆藤岡康太騎手…7回目の騎乗で初勝利。これまでは2013年(サンレイレーザー)の6着が最高。JRA・GⅠは09年のNHKマイルC(ジョーカプチーノ)以来で通算2勝目。JRA重賞は21年の京都大賞典(マカヒキ)以来で、通算22勝目。
◆高野友和調教師…5頭目の出走で初勝利。これまでは17年(クルーガー)の7着が最高。JRA・GⅠは昨年の秋華賞(スタニングローズ)以来で通算5勝目。JRA重賞は前週のデイリー杯2歳S(ジャンタルマンタル)に続く今年4勝目、通算25勝目。
◆騎手変更でのJRA・GⅠ勝利…グレード制が導入された1984年以降、13年桜花賞のアユサン(丸山元気騎手→C・デムーロ騎手)以来の2回目。ただ、丸山騎手は前日の落馬負傷。
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