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【新潟記念】ノッキングポイント重賞初V 北村宏司騎手は2週連続重賞勝ち

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【新潟記念】ノッキングポイント重賞初V 北村宏司騎手は2週連続重賞勝ち

第59回新潟記念(GⅢ、芝2000メートル)が3日、新潟競馬場で14頭によって争われ、2番人気のノッキングポイントが力強く差し切って重賞初制覇を飾った。3歳馬の優勝は2018年ブラストワンピース以来で史上4頭目。北村宏司騎手(43)=美浦・フリー=は新潟2歳Sアスコリピチェーノ)に次ぐ2週連続重賞Vとなった。



名残を惜しむ夏の陽光のもと、またしてもベテランの妙技がさえた。夏のオーラスGⅢは日本ダービー5着の3歳馬ノッキングポイントが、2018年ブラストワンピース以来、史上4頭目の年長馬撃破を完遂。前週、約5年ぶりの重賞奪取を遂げた北村宏騎手は、勢いのままに2週連続の表彰台だ。

「元気に夏もトレーニングして、コンディションが良さそうだった。気を付けようと思っていたスタートも集中してくれて、好位で流れに乗ることができた。正直に前向きにいつも一生懸命自分の走りをしてくれる馬。一歩一歩だけど、できることも増えてきた」


吹き出る汗をぬぐいながら穏やかな笑みを浮かべる殊勲の鞍上。真っ先にパートナーをたたえるが、インの6番手からロスなく抜け出すお手本のようなコース取りはまさにベテラン健在を示すものだ。「すごくチャンスのある馬に続けて乗せてもらって。秋も馬も無事に行ってほしい」と夏の終わりのVラッシュをかみしめつつ、パートナーとの秋に思いをはせた。

「今日は返し馬も抜群に良く見えた。大きく体を使えるようになってきたしね。藤沢和雄先生やスタッフ、そして北村宏司ジョッキーに感謝したい」。昨年2月末で定年解散した名門・藤沢和厩舎ゆかりの血統馬(母チェッキーノは同厩舎所属で16年オークス2着)でのタイトルに木村調教師は感謝の最敬礼。今後のローテーションは未定だが「これくらいの距離で立ち回れれば」と芝中距離路線を歩ませたい意向を口にした。(内海裕介)

ノッキングポイント 父モーリス、母チェッキーノ、母の父キングカメハメハ。栗毛の牡3歳。美浦・木村哲也厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)サンデーレーシング。戦績7戦3勝。獲得賞金1億943万1000円。重賞は初勝利。新潟記念北村宏司騎手が2000年ダイワテキサスに次いで2勝目。木村哲也調教師は初勝利。馬名は「アーチェリーで矢を弦につがえる場所」。



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