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週末の的中へ向け、いち早く重賞の出走予定馬を先取り!今回は京都記念に出走予定の13頭を診断します。
アフリカンゴールド
昨年の京都記念はキャリア27戦目にして初めてハナを切った。スローペースに加え、差し脚を伸ばしにくい馬場状態も追い風となり、重賞初制覇。明け8歳ながら先行力は未だ健在。ただ、今年は同型の存在もあり、楽な競馬にはならないか。
インプレス
近2走は阪神芝2400mで連勝。いずれも上がり3ハロン最速を記録しつつ、前々走は34秒3、前走は32秒8と対応できるレンジには幅がある。現状の末脚にかける形なら外回りがベターで、一気の相手強化への対応も問われる。
ウインマイティー
一昨年のオークスでは3着も、秋華賞で他馬と接触したアクシデントをひきづり約2年間低迷が続いた。揉まれ弱い面を見せていたが、昨年のマーメイドSで復活。緩めの流れを前々で立ち回れるようなら出番があっていい。
エフフォーリア
一昨年の年度代表馬。昨年前半は宝塚記念でブリンカーを着用するなど行き脚ひと息。前走の有馬記念は、上半期2戦に比べ流れが落ち着つくなかでの先行策。現状は緩めのペースが吉と出そう。輸送のある阪神は鬼門だが、状態と流れ次第では前進も。
キラーアビリティ
前走の中日新聞杯はホープフルS以来の勝利。1000m通過タイムは61秒9。前へ行った馬が2、3着に残る流れのなか、4角13番手から差し切る着差以上に強い競馬。ただ、近走は行き脚がついていないため、直線の短い内回りへの変更はどうか。
キングオブドラゴン
前走の日経新春杯は1000m通過62秒1の緩い流れを番手から2着。重賞で初めて馬券に絡んだ。6走前の湾岸Sはハナ争いが長引き1000m通過59秒1の苦しい流れを押し切り。好走時の内容には光るものがある。ここも先行力とタフさを活かしたい。
スカーフェイス
昨年2度の馬券内好走は、重馬場の函館記念と先行馬にきつい風向きだった中山金杯。消耗戦のなかじりじりと脚を伸す形が好走パターン。時計勝負は厳しく、後方からの競馬になるため、内回りの開幕週だと脚を使っても馬券内は…。
ドウデュース
凱旋門賞からの復帰初戦となる昨年のダービー馬。1週前追切は栗東CWでの3頭併せ。6F80秒3-1F11秒2で先行する2頭にきっちり先着した。国内の近2走はしまいを活かす競馬であり、開幕週且つ内回りコースへの対応が鍵も、下手な競馬は許されない立場。勝ち鞍を挙げ、ドバイターフへ弾みをつけたい。
プラダリア
1月の日経新春杯は4角10番手から上がり最速の脚を使い、青葉賞勝利以来の馬券内好走。結果的に後方からの競馬になったものの、スタート後の旺盛な前進気勢をみると、意図的に好位を確保できていい。怪我から復帰する主戦・池添騎手の手綱捌きにも期待。
マイネルファンロン
昨年同じ舞台の宝塚記念で14番人気5着と健闘。ただ、宝塚記念は最終週の馬場での一戦。一昨年勝利を挙げた新潟記念も同じく最終週。使用感の出た荒れた馬場を得意とするタイプだけに、開幕週の馬場は歓迎とはいえない。
マテンロウレオ
前々走の中日新聞杯は好位から運び2着も、前有利の流れを味方につけてのもの。ただ、前走の中山金杯は出負けし、直線もスムーズではないなか、勝ち馬と0秒1差の5着と地力を示した。今回はスタートを決めたい。
ユニコーンライオン
一昨年、同じ舞台の宝塚記念でハナを切り、クロノジェネシスの2着。今回のメンバー構成ならハナを叩くのはこの馬か。前々走の福島記念は、同型複数のなか先手を主張。楽なペースではないなか逃げ切り勝ち。リズムよくいけるようなら。
ラストドラフト
3歳時に京成杯1着。4歳時にはG3・2着1回、G2・2着1回3着2回と中距離重賞で活躍した。ただ、ベテランの域に入り、徐々に前向きさが薄れている印象。速い流れだと追走で脚を失くす感もあるため、流れは緩めがいい。
(文・垣本大樹)
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