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阪神では日曜メインにみやこS(7日、GIII、ダ1800メートル)が組まれている。1着馬にチャンピオンズC(12月5日、中京、GI、ダ1800メートル)の優先出走権が与えられる重要な前哨戦だ。
昨年の覇者クリンチャー(栗東・宮本博厩舎、牡7歳)は前走の帝王賞で好位の外めから末脚を伸ばし、ゴール手前まで粘って3着。7歳を迎え佐賀記念、名古屋大賞典と交流重賞を連勝しており、能力に陰りは見られない。栗東坂路での1週前追い切りはパワフルなフットワークで4ハロン52秒4-12秒6をマークし、仕上がりも問題ない。阪神ダ1800メートルでは【1・2・1・0】と大崩れがなく、連覇へ向けて視界は良好だ。
今年に入ってGII東海S、GIII平安Sと重賞2勝を挙げるオーヴェルニュ(栗東・西村真幸厩舎、牡5歳)が重賞3勝目を目指す。前走の帝王賞(7着)はいつもの伸びが見られなかったあたり、2000メートルの距離も若干長かったか。栗東坂路での1週前追い切りでは自己ベストとなる4ハロン51秒2-12秒5をマークし、スピード感十分の走りを見せた。昨年12月に同舞台のベテルギウスS(リステッド)を勝っており、好勝負が見込める。
メイショウムラクモ(美浦・和田勇介厩舎、牡3歳)は前走のレパードSを圧勝。3カ月の休み明けになるが、美浦Wコース、坂路併用で入念に乗り込まれており、仕上がりは順調だ。阪神コースは初めてだが、直線に急坂がある中山ダ1800メートルで2勝を挙げており、舞台設定に不安はない。自分のリズムで走れれば年長馬相手でも差はない。
重賞2勝馬のスワーヴアラミス(栗東・須貝尚介厩舎、牡6歳)も侮れない存在だ。気を抜く面があってズブいが、大崩れなくきているのは2走前から着用したブリンカー効果もあるのだろう。昨年は8着に敗れたが、手の内に入れている松田騎手とのコンビで重賞3勝目を飾っても不思議ではない。
一昨年の覇者ヴェンジェンス(栗東・大根田裕之厩舎、牡8歳)も1年2カぶりの実戦となったエルムSで7着、続く白山大賞典5着と徐々に復調気配を見せている。全8勝中6勝を挙げている得意の阪神コースでさらに前進がありそうだ。
ここ2戦は不振ながら重賞を2勝しているアナザートゥルース(美浦・高木登厩舎、セン7歳)、ダート戦初出走になるが、芝GII2勝のダンビュライト(栗東・音無秀孝厩舎、セン7歳)の走りも注目される。
1日現在除外対象(繰り上がり順1位)だが、長期休養があったダートGI好走馬サンライズソア(栗東・河内洋厩舎、牡7歳)が復調気配を見せており、出走できればチャンスは十分ありそうだ。
★みやこSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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