第43回
マイラーズC(22日、京都11R、GII、4歳以上オープン、国際、指定、別定、芝1600メートル、1着本賞金5500万円=出走18頭)
小牧太騎手の
シルポート(牡7歳、栗東・
西園正都厩舎)が逃げ切りで連覇を達成。
安田記念(6月3日、東京、GI、芝1600メートル)の前哨戦を制した。勝ちタイムは1分33秒2(稍重)。
2着は6番人気
ダノンシャーク、3着は7番人気
コスモセンサー。昨年の
安田記念優勝馬で1番人気
リアルインパクトは最下位18着に敗れた。
実績馬がそろい豪華な顔ぶれとなった“マイル王への前哨戦”は、
シルポートが年下のGI馬たちを一蹴。開幕週の馬場を生かして、楽々と逃げ切った。
昨年同様スタートから果敢にハナに立った
シルポート。2馬身ほどのリードを取って向こう正面を進むと、手応え十分にコーナーを周回した。
直線入り口、各馬が先頭を目掛けて進出を開始。外から昨秋のチャンピオンマイラー・
エイシンアポロンが必死で追われるが、なかなかその差が縮まらない。
残り100メートルを過ぎても
シルポートの脚色は衰えず、ラストは1馬身差でフィニッシュ。マイル戦線有力馬の追撃を問題にせず、3つ目の重賞タイトルを手に入れた。
勝った
シルポートは父ホワイトマズル、母スペランツァ、母の父サンデーサイレンスという血統。通算成績は44戦10勝。重賞は11年京都金杯(GIII)、
マイラーズC(GII)に続き3勝目。
小牧太騎手、
西園正都調教師ともに昨年に続く連覇で同レース2勝目。