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まずは先週の回顧から。ドゥレッツア強かったですね。まさか逃げると思っていませんでしたが圧勝で、本命打って良かったです。このコラムでも、「三強まとめて負かす勢いあり」と高評価しましたが、２，３着が人気だっただけに、正直もっとついて欲しかったのですが、WIN5で久々に大きいの（２７５万）当たり、めでたしめでたしの結果でした。
それでは天皇賞（秋）の話題へ。海外も含めてG1を４連勝中の現在の日本最強馬と言えるイクイノックスに対して、様々なジャンルでのG1馬、G1好走馬達が挑む構図。雨上がりの変な内伸び馬場とかにならなければ、チャンピオンの防衛はまだ続くのでは。相手は、難しくマイラーからステイヤーまで、様々なタイプが居て１０頭くらいは大混戦という状況では。スターズオンアースの回避は残念です。馬券的にはイクイノックスからいくのなら、手広くいくとトリガミになりそうで、リスクもあるが絞らないといけないので、ヒモはその馬の弱点狙ってみるしかないのでは。
それでは恒例の全頭診断へ。
＜全頭診断＞
１番人気想定 イクイノックス：前述のように日本というか世界のトップレベルに君臨するキタサンブラック×キングヘイローという配合の馬。母父父のダンシングブレーヴの影響強そうなエンジンかかってからのすごい末脚を見るのが楽しみ。クラブ馬だけに海外遠征せずに国内で稼ぐことに。昔みたいに秋の天皇賞、JC、有馬記念と３つぶっこ抜く競馬みられるのでは。33年間競馬ほぼ全レースやってきましたが、シンボリクリスエスとこの馬が、これまでの競馬見てきた中でのトップのグッドルッキングホースだと思います。サラブレッドの究極型と言える美しい馬体です。二強みたいに言われてますが、違うと思います。調教の動きはかなり良い。
２番人気想定 ドウデュース：昨年は皐月賞３着、ダービー勝ちと大活躍で凱旋門賞に挑戦したが１９着と惨敗。今年は京都記念から始動して１番人気でしっかり３馬身半差をつけて勝ち切った。ドバイターフは取り消したので８か月ぶりの実戦となる。ノーザンF生産の馬だけあって、間隔あいても調教の動きよく、しっかり仕上がっていそう。ただダービー勝ちは武豊騎手のコース取りや仕掛けのタイミング絶好で、もう何回かやってもイクイノックスには勝てないような渾身の一発だったと評価。京都記念も相手弱かったのもあり、着差あったが、イクイノックスとは実力差あるのでは。調教の動きは良い。
３番人気想定 プログノーシス：順調に使えず出世が遅れたが今年は金鯱賞勝ち、QE２世Cで２着、札幌記念勝ちと軌道に乗ってきたディープインパクト産駒。出遅れ癖が問題だが瞬発力もあり東京は初だが苦にしないのでは。ただ序盤もたつくと、これまでは相手弱かったからどうにかなってきたが、この相手だと差を詰められないシーンも十分ありそう。調教の動きは良い。
４番人気想定 ダノンベルーガ：昨年は、このレースで３着と好走し、今年はドバイターフで２着と好走。ただ前走の札幌記念は特殊馬場が悪かったのかもしれないが、４着と敗退。晩成と思われがちなハーツクライ産駒だが、結構早めに完成して成長力イマイチなタイプも結構居て、人気サイドだが、ちょっと怪しい側か。モレイラ騎手を確保できたのは大きいが・・。調教の動きは良い。
５番人気想定 ジャスティンパレス：今春は阪神大賞典と春の天皇賞を連勝した。宝塚記念でも後方からよく差をつめて３着まで押し上げたステイヤー。距離は当然もっと長い方が良いのだろうが、だいぶ古い例えだが、ステイヤーのメジロマックイーンが降着にはなったが、秋の天皇賞で強いレースしたように、宝塚記念より東京２０００Mの方が、むしろ力を発揮しやすい可能性もありそうで、好走可能では。距離短縮ローテは良くないと、みんなが言い出すと案外来るもの。対応可能なスピードあるのでは。調教の動きは良い。
６番人気想定 ジャックドール：今春は大阪杯を逃げ切ってG1馬となったが、前走の札幌記念は馬場気にしたのか体調か、早々に手応え無くなって１番人気を裏切る惨敗。東京の瞬発力勝負はあまり向いておらず、厳しいペースを前で粘りこむ流れとなればいいが、それは難しいのでは。私自身逃げ馬大好きなのだが、逃げ馬は闘争心衰えると終いの粘りなくなるので、前走のやめ方は、心配。昨年のパンサラッサみたいな大逃げだと残り目もあるが、藤岡佑騎手だと、ため逃げに近い形だろうから、長い直線で強いイクイノックスらが迫ってくるので、残せないだろう。調教の動きは良い。
７番人気想定 ガイアフォース：昨年はセントライト記念勝って、１番人気で臨んだ菊花賞で８着。今年はマイルを使ってみたり、オールカマーを使ってみたりと、どこが最適か色々な距離使ってみたりしているが、母父クロフネの特徴か、大きく負けないがイマイチ切れずに差は大きくないが負けてしまっている。しまったペースで消耗戦になれば瞬発力不足補えるかもしれないが、あてにならないタイプ。ただ人気そうでもなさそうでヒモ穴には良いのでは。やる気スイッチが入れば、頭は無いまでも強い相手にも食い下がることも。調教の動きはこれまた良い。
８番人気想定 ヒシイグアス：高い能力を評価されてきた馬だが、一昨年の中山金杯と中山記念を連勝し、年末に香港Cで２着してきた頃がピークだったのでは。昨年は大阪杯４着と宝塚記念２着と２戦しか使えず。今年は得意の中山で中山記念勝ったが大阪杯７着と札幌記念５着と力が落ちてきたかなあという印象。能力は高いので体調ひとつで３着くらいはあっても良い馬ではあるが・・。調教の動きは普通。
９番人気想定 ノースブリッジ：重賞実績は、昨年のエプソムC勝ちと今年１月のAJCC勝ちとそれなりだが、昨年秋の天皇賞で１１着、今年春の大阪杯では８着とG1では通用しなかった。ただ大きく負けておらず、５歳の秋でヒモ穴ではありかもしれないが、昨年のこのレースで１１着だったように激走は厳しいか。調教の動きは良い。
１０番人気以下想定
アドマイヤハダル：重賞実績は今年の鳴尾記念３着や昨年の中山記念３着など、物足りないのだが、前走の毎日王冠では１１番手から鋭く差してきて４着と勝ち馬から０．１秒差まで押し上げて来て、東京適性高そう。穴で狙ってみてもいいのかもしれないが、正直G1では厳しそう。調教の動きは良い。
エヒト：重賞２勝馬だが、勝ったのが今夏の小倉記念と昨夏の七夕賞という、小回りローカル向きの馬で、ここでは足りないのでは。要らない方の一頭。調教の動きは良い。
アサマノイタズラ：最後に馬券になったのが、一昨年秋のセントライト記念で９番人気ながら追い込んできて勝ったが、色々はまった面が大きく、以降はさっぱりな結果。ここ３戦が二桁着順なように、まず要らない方の一頭。回避か。
＜まとめ＞
有力：イクイノックス
ヒモに：ジャスティンパレス、ガイアフォース、ドウデュース、プログノーシス
穴で：人気薄の出番は無さそう
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2023年4月20日(木) 15:05
