8日の札幌5R2歳新馬(芝1200メートル)は、井上敏樹騎手騎乗の2番人気ペイシャオブマーシ(牝、美浦・本間忍厩舎)がゴール前で差し切り勝ち。タイムは1分10秒6(良)。
発走直前にイチザプラチナが競走除外となり、11頭立てで行われた一戦は、タカイチモンが好スタートを決めてハナへ。ペイシャオブマーシが2番手につけて、その後ろにミキシングスカイ、人気のキタサンコトブキと続く。3番人気のワールドフォースは3コーナーで競走を中止。キタサンコトブキが早めに外から2番手に押し上げ、直線に入ると前をかわして先頭に立つ。しかし、いったん控えて外に持ち出したペイシャオブマーシがゴール前で急追。ジリジリ差を詰めると一気に差し切り、新種牡馬ベーカバド産駒が新馬勝ちを飾った。1/2馬身差の2着は1番人気のキタサンコトブキ。さらに1馬身差の3着には4番人気のメイショウトキンが入っている。
ペイシャオブマーシは、父ベーカバド、母ガデスオブマーシー、母の父ラストタイクーンという血統。
井上騎手は「コーナーで手前を替えたり、まだ若さを見せるところはありましたが、逃げ馬の後ろにつけて、うまく我慢できました。ゴーサインを出してからも、しっかりと反応してくれましたね」とにこやかにレースを振り返っていた。
★8日札幌5R「2歳新馬」の着順&払戻金はこちら