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【スプリンターズS】アルティマ、新女王だ

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 《本紙の狙い》アルティマトゥーレを本命に推す。セントウルSで重賞初Vを達成。5歳秋を迎えて、ようやく素質が開花した。前走の疲れは尾を引くことなく、調子はむしろ上向き。万全の状態に仕上がった。ダッシュ力が非凡なので、馬なりのまま楽に2、3番手につけられるのは強み。逃げ差し自在のセンスの良さも備えているので、好位から自在に立ち回れるはずだ。馬場が回復したのも好材料で、スプリント界に新たな女王が誕生する。ビービーガルダンが相手の筆頭。レースぶりは安定しており、仕上がりも絶好。昨年(3着)以上の成績も望める。豪州のシーニックブラストが▲。来日後の調教は軽めだが、太め感なく仕上がっている。

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 セントウルSを圧勝した(2)アルティマトゥーレは角馬場で1時間ほどキャンターで脚を慣らした。「踏み込みが力強くて、デキは申し分ないよ」と奥平雅調教師。股関節の不安で引退の危機もあったが、陣営の努力が実り、GI初出走で上位人気に支持されるまでになった。「ここまで来られてホッとしています。あとは、どこまで行けるのかを見届けたい」と笑顔で晴れの舞台に送り出す。

 半年ぶりの実戦となる昨年の2着馬(4)キンシャサノキセキは、厩舎の周囲を1時間引き運動して体をほぐした。「いい頃と比較すると、肌の弾力性がもうひとつ」と菅沼調教助手は前置きしたうえで、「今週はしっかり時計を出したので、あとは元気を保つ調整。久々という面を考慮すれば、いい感じで来ています。三浦騎手も感触を得ているようだし、楽しみにしています」と好走を願っていた。

 午前8時に栗東を出発した(6)グランプリエンゼルは午後3時に到着。「春に輸送(東京のNHKマイルC3着)した時よりもドッシリしていますね。落ち着きがあるし、ベストの状態で臨めると思います」と柿崎調教助手は笑顔を見せる。「できれば良馬場がいいけれど、気にしても仕方がないですから。強い年上のメンバー相手にどこまでやれるか楽しみ」と柿崎助手は胸を膨らませている。

 (9)ビービーガルダンは、土曜輸送の関西馬の先陣を切って午後1時35分に中山へ到着。「輸送はスムーズでしたし、到着しても落ち着いているのはいいですね」と宇佐見調教助手は悠然と構える相棒を頼もしく感じる。昨年は使い詰めでスプリンターズSに参戦し3着だったが、今年は夏を1走(キーンランドC1着)と昨年以上の状態で大一番を迎える。「デビュー以来、一番いい状態です」と宇佐見助手もデキに関しては自信を持って臨む。

 豪州馬(7)シーニックブラストは中山競馬場ダートコースで軽めの引き運動をしてからパドック→装鞍所でスクーリング。引き続き落ち着きがあり、前日の気配としては合格点。「(競馬開催で)芝に入れないので引き運動だけ。540キロでほぼベストだし、天気が回復しても芝が硬くならなければいい。力を出し切った上で、ボーナス100万ドルが獲れればいいね」とモートン師は悔いの残らない仕上げで送り出す。

 高松宮記念馬(13)ローレルゲレイロは関西馬で最後となる午後5時に決戦の地に到着。「馬運車の中ではおとなしかった」と平岩厩務員。休み明けのセントウルSは14着に大敗したが「絶好調の高松宮記念に比べて、90%くらいの状態には戻っている。高松宮と同じ枠(〔7〕枠(13)番)だし、今回もおそらく前に行くので、軽視してくれるようなら…。あとは馬場の回復を待つだけ」と平岩厩務員は春秋スプリントGI制覇を願う。

 午前9時出発の(12)カノヤザクラは約7時間の輸送。「2度ほど渋滞があったけれど、カイバは食べているし、馬は変わりないですね」と山本厩務員は安堵の表情だ。「夏の好調は維持できているし、精神的にも昨年より大人になった感じ。雨もレースの時にさえ降らなければ問題ありません。混戦模様だし、チャンスはありそう」。昨年の覇者で僚馬スリープレスナイトは故障で引退したが、今年も橋口厩舎が頂点を極める可能性は十分にある。

 (5)マルカフェニックスは装鞍所→厩舎周りで約1時間の引き運動を行った。落ち着きがある中にも程良い気合の良さを見せていた。「初めての中山なので装鞍所でスクーリング。昨日(金曜)の夜もカイバをしっかり食べていた。まずはゲートのタイミングがポイント。うまく出て好位か中団につけて競馬できればいい。あとは天気が回復してくれれば…」と良馬場希望の竹邑厩務員。

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