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【オークス】女王完封だ!ブランネージュの粘り腰

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【オークス】女王完封だ!ブランネージュの粘り腰

 東京コースのトレンドは迷わず“前”。ブランネージュが絶対女王ハープスターを完封する。

 オークスペイシャフェリスが何が何でもハナを譲らない構え。フクノドリームが大逃げを打った桜花賞同様に縦長の馬群が予想されるが、「開催後半の阪神とは状況が違う」とある有力ジョッキーが証言する。

 「今の東京は馬場のいいインを通る馬が有利。縦長になって前の馬がもうひと脚使ったら、ハープだって嫌だよ。3F31秒台の末脚なんて物理的に無理だからね」

 現にNHKマイルCはミッキーアイルヴィクトリアマイルヴィルシーナと、2週連続で逃げた馬が優勝。樫の女王は先行馬に潜んでいる。

 ブランネージュは前哨戦のサンスポ賞フローラSで、4角3番手から頭差2着。逃げたマイネグレヴィルが8着、2番手のシャドウカラーズが16着に沈んで、勝ったサングレアルが13番手からの差し込みだったことを思えば、「勝ちに等しい」(藤岡健調教師)粘り腰だった。2000メートルで結果を出したことは、桜花賞組に対してアドバンテージになる。

 状態面も文句なし。21日にマークした栗東Pコース5F63秒0の快時計は前走時(66秒4)を大きく上回った。「動きは非常に良かったですね。冬場の休養で馬体に芯が入って、前走後の回復も早かった。いい状態で臨めると思う」と、トレーナーはデキに太鼓判だ。

 「レースに行って乗りやすく、競馬が上手なのが一番の長所。1頭強い馬がいるけど、意識せずにこの馬のリズムを大事にして乗りたい」と、コンビ(1)(1)(2)着の秋山騎手にも迷いはない。絶好の馬場を味方に、あれよあれよの粘り込みだ。

 “究極の3連単”は1・2着にブランとハープを固定し、3着に6頭を置いた12点勝負。馬連(14)→(10)(9)(6)(5)(8)(13)(15)まで押さえればバッチリだ。(夕刊フジ)

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