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中央競馬ニュース
第６２回日経賞（２９日、中山１１Ｒ、ＧＩＩ、４歳上オープン国際（指）、別定、芝・内２５００メートル、１着本賞金６２００万円＝出走１５頭）岩田康誠騎乗のウインバリアシオンが豪快にまくって快勝。単勝２倍の１番人気に応え、天皇賞・春（５月４日、京都、ＧＩ、芝３２００メートル）の優先出走権をゲットした。ＧＩ初制覇を目指す。タイムは２分３４秒４（良）。２着に１０番人気ホッコーブレーヴが入り、３着は３番人気ラストインパクト。休み明けだった昨春の天皇賞馬フェノーメノは５着に敗れた。
力が違った。オルフェーヴルと同期のウインバリアシオンが、春の天皇賞馬２頭を含む好メンバーを一蹴。２０１１年の青葉賞以来、２年１１カ月ぶりの勝利を飾った。
「（各馬が）思いのほか牽制（けんせい）し合ってスローペースになったが、我慢してくれた。追い出すといい反応をしたし、いい脚を使ってくれた」
コンビ３戦目で勝利に導いた岩田騎手が、誇らしげな表情を見せる。
まさに王者の進軍だった。道中は後方の外めを追走。残り６００メートルからまくり上げ、直線入り口で前団を一気にのみ込んだ。あとは突き放す一方で、ホッコーブレーヴに１馬身３／４差をつけて完勝。上がり３ハロン３３秒９はメンバー最速だった。
松永昌調教師も「息ができていたし、最高の体だった。きょうが一番強い勝ち方。これで天皇賞までゆっくりいける」と大満足だ。
１１年のダービーと菊花賞でオルフェの２着となりながら、左前浅屈腱炎で長期休養。だが、昨年秋に復帰し、暮れの有馬記念でもオルフェの２着。そして１４年の始動戦を快勝し、悲願のＧＩ制覇を視野に入れた。
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