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秋のマイル王決定戦、マイルチャンピオンシップ(GI、芝1600メートル)が17日、京都競馬場で開催される。東京土曜メーンの3連単6万2980円を◎→△→△△でズバリ当てたサンケイスポーツ・加藤隆宏記者は、混戦とみて前売り11番人気の(15)ダークシャドウに◎。
今年はダイワメジャー(2006、07年のマイルCSを連覇)のような絶対王者が不在。春の安田記念を制した現役最強のロードカナロア(海外を含めGI5勝)の姿もない。
わずかな不利やミスが致命傷になるマイルのGIで、出走メンバーの実力は紙一重。しかも中長距離路線から参戦してきたトーセンラーの存在が、マイルCSの行方をさらに難しくする。有力馬が十指に余る混戦だけに、守りに入らず、思い切った勝負をする。
本命にはダークシャドウを推す。一昨年の天皇賞・秋は2着で、昨年のジャパンCはジェンティルドンナ、オルフェーヴル、ルーラーシップに続く4着。中距離戦線で日本を代表するトップホースと真っ向勝負を演じてきた。GIのタイトルこそないが、このメンバーに入れば格は一枚上なのだ。
ポイントはマイル適性と仕上がり具合だが、どちらもOKだ。春の安田記念は6着。前めの位置を取りに行ったが、流れが厳しくなって本来の末脚を発揮できず、ブリンカー(遮眼革)着用も裏目に出た。先着を許した5頭はダークよりも後ろにいた馬ばかり。不利な要素が重なりながら、1着ロードカナロアから2馬身3/4差なら上々だろう。ペースと位置取りがかみ合えば、マイルのGIでも十分戦える。
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