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10日の中山11Rで行われた第31回中山牝馬S(4歳上牝馬オープン、GIII、芝1800メートル、16頭立て、1着賞金=3500万円)は、松岡正海騎手騎乗の6番人気マイネイサベル(5歳、美浦・水野貴広厩舎)が直線で鮮やかに差し切って快勝。重賞3勝目を飾った。タイムは1分48秒5(良)。
持ち前の切れ味を存分に生かした5歳牝馬が、今季初戦を快勝。ヴィクトリアマイルに向けて好スタートを切った。
レースは最内枠のダイワズームが先手を主張。平均ペースでレースを引っ張る形となった。スマートシルエットが2番手につけ、クイーンリヴィエラとニシノステディーが3番手を併走。1番人気のオールザットジャズは中団のやや後ろで外めを追走した。
目立つ動きのないまま4コーナーを回ると、スマートシルエットが抜け出しを図る。そこに外からマイネイサベルとオールザットジャズが襲いかかり、3頭が後続を突き放したが、最後は決め手で上回るマイネイサベルが差し切ってV。昨秋のエリザベス女王杯7着以来の実戦を見事に白星で飾った。3/4馬身差の2着が2番人気のスマートシルエット。クビ差3着が1番人気のオールザットジャズだった。
マイネイサベルは、父テレグノシス、母マイネレジーナ、母の父サンデーサイレンスという血統。北海道新ひだか町・高橋修氏の生産で、(株)サラブレッドクラブ・ラフィアンの所有馬。通算成績は19戦4勝。重賞は10年新潟2歳S(GIII)、12年府中牝馬S(GII)に次いで3勝目。水野貴広調教師、松岡正海騎手ともに中山牝馬S初勝利。
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