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【ヴィクトリア】負けられないJC覇者パンドラ

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【ヴィクトリア】負けられないJC覇者パンドラ

 東京GI5連戦の第2弾は、古牝馬のマイル決戦「第11回ヴィクトリアマイル」(15日、芝1600メートル)。レース史上最多のGIホース7頭が出走予定で、まさに百花繚乱の様相だ。なかでも光り輝いているのは、昨年のジャパンCで並みいる牡馬を蹴散らしたショウナンパンドラ。敢然と“統一女王”の座を狙う。

 真の女王へ、ショウナンパンドラが雪辱戦を勝ちにいく。

 昨年のヴィクトリアマイルは8着。そのあと秋は産経賞オールカマーVから牡馬の王道路線を歩み、ジャパンCでクビ差の接戦を勝ち切った。ウオッカブエナビスタジェンティルドンナなど歴代の名牝に肩を並べる存在となった今、牝馬相手ではもう負けられないというのが本音だろう。

 今季初戦も産経大阪杯をチョイスすると、アンビシャスキタサンブラックといったA級牡馬に続く3着に入り、ラブリーデイにはJCに続いて先着した。「前に行った2頭で決まる展開。あの(厳しい)位置からよく伸びていたと思います」と、高野調教師も一定の評価を下す。

 先週4日は坂路で4F54秒7、ラスト1F12秒6をマークし、併せた3歳未勝利に3馬身先着。「馬場が悪かったので時計は目立たないけど、使って良くなっていると思う」と跨った池添騎手。武豊、蛯名騎手に続く史上3人目の牝馬GI完全制覇に手応えありだ。

 最大のポイントはやはり距離。マイルは2戦未勝利で指揮官も「本質的に少し短いかもしれません」と認めながら、「昨年より立ち上げが順調で上積みもある。東京ならマイルも底力でこなせると思う」と前を向く。JCの誇りを胸に、女王の豪脚が府中の杜で再び炸裂だ。(夕刊フジ

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