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第48回新潟記念(2日、新潟11R、GIII、3歳上、ハンデ、芝2000メートル、1着賞金4000万円=出走18頭)大野拓弥騎手騎乗の7番人気トランスワープ(せん7歳、美浦・萩原清厩舎)が中団から息の長い末脚を発揮して差し切り勝ち。函館記念に続き重賞を連勝し、サマー2000シリーズ王者となった。勝ちタイム1分57秒6(良)。
クビ差の2着に9番人気タッチミーノット、さらにクビ差の3着には8番人気アスカクリチャンが入った。1番人気のトーセンラーは7着に敗れた。
出走18頭のうち7頭に戴冠の可能性があったサマー2000シリーズ王者の座を射止めたのは、函館記念に続き豪快な差し脚を披露したトランスワープだった。
逃げたのはケイアイドウソジン。アスカクリチャン、エクスペディション、トウカイパラダイスは先行集団の直後につけ、トランスワープ、ナリタクリスタルは中団待機。人気のトーセンラーは後方からと、夏の王座を狙う各馬は思い思いの位置取りで競馬を進めた。
ケイアイドウソジン先頭のまま直線に向くと、まずはアスカクリチャンら先行勢がこれに並びかかり4~5頭がほぼ横一線に。さらにその外からトランスワープが力強く末脚を伸ばす。直線に入ってから追われ通しだったにもかかわらず脚いろは衰えることなく、ゴール手前で前を行く馬をまとめて差し切った。
勝った大野騎手は「重賞を連勝、さらにサマー2000シリーズを制することができて嬉しい」と笑顔。「最後は前走同様、抜群の切れ味。気持ちよかった。届いたという確信があった」とトランスワープの末脚を賞賛し「まだ戦歴も浅いし、これからの馬です」と今後の飛躍を誓っていた。
トランスワープは父ファルブラヴ、母ボンヌシャンス、母の父リアルシャダイという血統。通算成績20戦7勝。重賞は12年函館記念(GIII)に続く2勝目。大野拓弥騎手、萩原清調教師はともに初の同レース制覇。
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