中央競馬ニュース

【東西現場記者走る】ウリウリ、6歳バリバリ進化中

 0   1   1,529
シェアする  x facebook LINEで送る
【東西現場記者走る】ウリウリ、6歳バリバリ進化中

 1週間の密着取材で勝ち馬を探り出すGI企画「東西現場記者走る」。高松宮記念(27日、中京、芝1200メートル)は大阪サンスポの川端亮平記者(33)が担当する。初日は栗東トレセンでウリウリを直撃。7週連続で重賞勝利を挙げている絶好調のディープインパクト産駒だ。1週前追い切りで坂路の自己ベストを叩き出しており、まだまだ進化する6歳牝馬の秘密を聞き出した。

 朝一番、栗東トレセンの入り口で自転車のペダルをこぐ足が止まった。気温1度と寒が戻って心が折れたわけでも、出勤拒否になったからでもない。どこに行けばいいのか、迷ったからだ。

 前日21日に連覇を狙っていた香港馬エアロヴェロシティが出走回避を発表。昨年のスプリンターズSを勝ったストレイトガールも不在で、混戦ムードに拍車がかかった。だが、立ち止まっているわけにいかない。こんなときは、流れに身を任せてみたい。ターゲットは、7週連続重賞勝利のディープインパクト産駒。その中でも、16日に坂路で4ハロン51秒6の自己ベストをマークしたウリウリを担当する田中大助手を直撃した。

 「順調ですよ。最近、めっちゃカイバを食べるんですよ」

 ん!? 昨秋のスプリンターズS(5着)時はカイバ食いの細さに苦労していたはず。混ぜ合わせたものでは食いつきが悪く、えん麦と草を分けるために桶を2つ持ち込む、という話が印象に残っている。

 「それが、スプリンターズSで苦しかったのを乗り越えたのか、そこから変わったんです」

 確かに2走前の阪神C(5着)はスプリンターズSから10キロ増の馬体重476キロ。前走の京都牝馬S(5着)も474キロだった。

 カイバをしっかりと食べるようになり、調整が守りから攻めに変わった。馬体の変化に戸惑いもあったここ2走を踏まえ、この中間は加減せずに攻めた。その結果が、坂路の自己ベストを更新する進化につながった。

 「暖かくなって、体は絞れてシャープになっています。追い切りに乗ってくれている鮫島良騎手は、前回は『何か物足りないなあ』といっていたけど、今回は『いいよ』と。いい流れできていますよ」

 声を弾ませる田中大助手は、もう1頭の担当馬エンジェルフェイスで21日のフラワーCを勝ったばかり。また、ウリウリの全弟マカヒキは3戦不敗で弥生賞を制して、皐月賞の有力候補になっている。

 人馬とも勝負に大事な勢いがある。中京コースで2戦2勝のウリウリが、がぜん魅力的に思えてきた。 (川端亮平)

高松宮記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら

この記事はいかがでしたか?
ナイス (1)
 ナイス!(1

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

5月5日()
NHKマイル G1
新潟大賞典 G3
5月4日()
京都新聞杯 G2

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
49,313万円
10 ジャックドール 牡6
49,004万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る