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先週のダービー的中に続き、東京GI5連戦のラストも、カトちゃんがバッチリ決める。春のマイル王決定戦、安田記念(5日、東京、GI、芝1600メートル)の枠順が3日、確定。ダービーで馬単4540円をゲットしたサンケイスポーツ・加藤隆宏記者は、昨年の牝馬3冠〔4〕枠(8)番アパパネ(美浦・国枝栄厩舎、牝4歳)に自信の◎だ。前走のヴィクトリアマイルでブエナビスタを破り、女傑はさらに進化。史上最速のGI6勝目を堂々と飾る。安田記念は4日、前日発売が行われる。
確定枠順へ
“新女王”が牡馬勢を蹴散らして、混沌としていたマイル戦線を統一。◎アパパネが、新たな歴史にその名を刻む。
ヴィクトリアマイルは女傑ブエナビスタとの一騎打ち。直線でひと足早く抜け出し、ブエナの追撃を抑えた。3冠牝馬だが、ベストは1600メートル。距離適性でライバルを上回っていたとはいえ、見事な内容だった。
これでGIは6戦5勝で、そのうちマイルGIは3戦3勝。すべて牝馬限定のGIとはいえ、昨年の年度代表馬ブエナビスタを破っているのだから、牡馬相手でも問題はない。
今年初戦のマイラーズCは牡馬相手の4着も、もともと1度使って本番でよくなるタイプ。予定していた2月の中山記念を発熱で回避した誤算もあり、度外視できる。ヴィクトリアマイルの内容から、もはや性別を超越した存在といっていい。
さらに強調材料を付け加えれば、東京芝も4戦4勝。直線の長い競馬場を舞台にしたタフな戦いも望むところなのだ。
安田記念へ向かうにあたり、不安要素がなかったわけではない。ヴィクトリアマイルからは中2週。激戦後だけに疲れや反動が心配されたが、茨城県・美浦トレーニングセンターの坂路で行った1日の最終追い切りは動き、馬体の張りとも文句なし。回復力の早さも特筆できる。才能だけではなく、体力も牡馬をしのいでいるかもしれない。
天気が回復したのもありがたい。稍重のオークスを勝っているが、本質的に良馬場向き。今週末の東京は雨は降らない見込みで、能力を発揮できる条件は揃っている。
枠順は〔4〕枠(8)番。ここならば、先行馬の出方をうかがいながら、スタートを出たなりにレースを運べる。先週の大雨で傷んだ馬場の内側を走らずに済み、馬群に包まれる心配もない。流れに乗って、直線で馬場の外めに進路を取れれば、勝利は自ずと見えてくる。
死角は見当たらない。シンボリルドルフ、ディープインパクトを抜いて、アパパネが4歳6月でのGI最速6勝をマークする。
馬単は(8)(1)、(8)(13)本線に(8)(2)、(8)(3)、(8)(14)、(8)(16)。3連単は(8)アパパネの1着固定18点を買う。(加藤隆宏)
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