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【ノーブルロジャー】
「今年のNHKマイルカップ、面白くね?」
全国のNHKマイルカップファンの皆様には大変申し訳ないのだが、こう思ったのは久しぶりだった。
前走で連勝とし、マイルに転じて覚醒した感のあるディスペランツァに、巻き返しを期す素質馬ダノンエアズロック。高い能力と紙一重の気性が同居するダノンマッキンリーとシュトラウス。さらには2歳時から能力を評価されていたゴンバデカーブースやボンドガールと、ただでさえ(色々な意味で)個性的な面々が揃っていたところに、桜花賞馬アスコリピチェーノと皐月賞3着馬ジャンタルマンタルが参戦を表明。異種格闘技戦、もしくは怪獣大決戦とでも言うべきだろうか、とにかく見どころ満載のメンバー構成になっているのだ。
特に、ハイレベルだった皐月賞で3着だったジャンタルマンタル参戦の衝撃は大きい。
同じく皐月賞3着からこちらに向かってきた2002年のタニノギムレット、同4着から臨んだ2019年のアドマイヤマーズ、同5着からの参戦だった2015年のクラリティスカイなど、皐月賞好走後にこちらを目標に定めて好勝負を繰り広げた馬は過去にもいたが、この中で最も高い指数を記録しているのはジャンタルマンタルだ。馬の適性を考慮しての選択だと思われるが、早め先頭から一旦後続を引き離した走りは記憶に新しく、この馬が注目も人気も集めるのは仕方ないと思える。
が、その陰に隠れて”血を騒がせている”馬がいる。
年初のシンザン記念を楽勝し、出世レースの毎日杯で連対を果たしたノーブルロジャーだ。
その父はパレスマリス。ジャンタルマンタルと同じ父の血を引く馬ということになるが、実績で上を行く同父産駒と、桜花賞馬を含めた強敵相手に本馬はどこまでやり合えるのだろうか。いつも通りに各要素から掘り下げていきたい。
まず指数面だが、クラシック組の参戦がなければ抜けた人気を集めていたと思えるほどに優秀。
新馬戦で刻んだ指数は、同世代の中でも1、2位を争うほどに高い数字だったし、シンザン記念も同様。過去の同レース勝ち馬と比べても上位評価できるレベルだ。
毎日杯こそ離された2着に敗れたものの、これは勝ったメイショウタバルの強さが異様だっただけで、本馬も例年の勝ち馬と同等以上のレベルで走っている。巧拙の差が大きい馬場状態だったことも踏まえれば、評価を落とす必要は全くないと考える。
今回の登録馬の中で、本馬と同等以上の指数を安定して叩き出しているのはジャンタルマンタルくらいで、アスコリピチェーノ、エコロブルーム(※回避予定)、ディスペランツァあたりですら本馬の数字には及ばない。いい子に走った時のダノンマッキンリーやシュトラウスらの爆発力に怖さは感じるが、総合力ではジャンタルマンタルとの”2強対決”であるように感じるのだ。
血統面では前述の通りジャンタルマンタルと同じパレスマリスを父に持つが、母系の構成はだいぶ異なる。
母父のモアザンレディは菊花賞馬ドゥレッツァの母父でもあるが、基本的にはスピードの勝った血。
母のノーブルレディ、その全姉ジンダヤ、半兄ウェスタンアリストクラットらも1400~1600m近辺に良績が集中しているし、本馬自身もシンザン記念以降、走りにかなり前向きな挙動が見える。毎日杯の1800mから距離短縮で1600mに臨むというローテは理想的だろう。
そして、地味ながら大きなプラス材料は”左回りの東京に変わる”という点だ。
本馬の走りをじっくりと見ていると、右回りだったここ2戦では直線で外へ外へ行こうとする動きを見せている。両レースとも癖のある馬場状態だった影響もあるかもしれないが、左回りの東京コースだったデビュー戦ではこうした挙動は見せていない。鞍上のアクションと上手く噛み合って、前へ前へと推進力が伝わっているように映るのだ。
今回再び東京コースへと戻ってくることで、ここ2走以上に走りの質を上げてくるようならば、この強力メンバー相手でも勝てるだけのレベルに到達するかもしれない。
調教面も非常に順調で、土曜にコースや坂路でしっかりとした時計を出し、週中はさらっと流すという、独特ながらいつも通りのメニューを消化。時計の出方も軽快さを感じさせるもので、前走と同等以上に動ける態勢は整っている。
一方、最大のライバルとなるジャンタルマンタルは、超絶レコード決着の中をびっしりと走っての中2週。陣営がゴーサインを出したからには走れる状態にあるのだろうが、前走の内容が内容なだけに、目に見えない疲れが残っているという可能性は否定できない。が、仮にジャンタルマンタルが万全であったとしても、本馬の持つスケールの大きさは全く見劣らず、想定オッズほどの力差があるとは思えない。
世間的には”共に2歳王者でもある桜花賞馬vs皐月賞3着馬”のほうが注目度としては上かもしれないが、本馬とジャンタルマンタルによるハイレベルな”同父血戦”も相当に面白い対決。果たしてどちらに軍配が上がるのか、その結末をしっかりと見届けたい。
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