第276話 「安田記念」
09年 33.4-24.0-36.1 =1.33.5 ±0▼5△8 瞬発戦
10年 33.6-22.7-35.4 =1.31.7 ▼1△4△7 平坦戦
11年 33.9-23.1-35.0 =1.32.0 ▼4△4△6 平坦戦
12年 33.8-22.5-35.0 =1.31.3 ▼1△5△1 平坦戦
13年 33.9-23.1-34.5 =1.31.5 ▼2▼2△4 平坦戦
過去5年はテンが全て33秒台の前傾ラップマイル戦。
激流なので当然中盤も緩む可能性は低く東京コースではありますが平坦戦になりやすいレースです。
スピード、(マイルでの)スタミナ、そして瞬発力が問われるレースだと思われます。
中距離馬ならこの速いスピードに対応出来るかどうか、短距離馬ならスタミナと瞬発力があるかどうかというのがポイントになりそう。
ここ数年はマイラーの王者は不在なのでその辺りが難しいところ。
それとこのレースを難しくしてる要因の一つに前哨戦があると思われます。
・同じ東京コースだが1F短い1400m戦の
京王杯SC
・同じ1600mだが阪神コースの
マイラーズC
・同じ舞台だがカテゴリが異なる
ヴィクトリアM&
NHKマイルC
・(春天は距離が長いので…の)
大阪杯などの中距離組
・海外組
だいたいこれらが主な前哨戦になると思われますが各前哨戦の拾うべき馬を考察するのが重要でしょう。
【
高松宮記念、
京王杯SCなど距離延長組】
「前走のレースで上り2位以内」
というのが好走の条件です。
逆に言えばこの条件の馬は2-2-1-3(勝率25.0%、連対率50.0%)とハイアベレージです。
【
マイラーズC】
一言「苦戦」の状況です。
過去10年を見ても0-2-5-29と2着が精一杯という結果になっています。
阪神1600mコースが内回りだった06年以前ならまだしも外回りになった07年以降も不振傾向となっています。
これは主にペースの違いがあると思われます。
マイラーズCの平均ラップは以下の通り。
阪神コースの
マイラーズC
35.33-23.60-34.10 =1.33.03 ▼6△1△6
京都コースでの
マイラーズC
34.20-23.20-35.50 =1.32.90 △3±0△5
阪神コースではテン緩い瞬発戦という傾向で本番とは若干ズレるか。
京都コースはテン速い前傾ラップではありますが逃げた
シルポートがそのまま逃げ込めるレースで伊吹さんのコラム(→
こちら)の先行馬不利というのと関連があるかと思われます。
【
ヴィクトリアM、
NHKマイルC組】
過去5年で2勝してる組ですが基本的にはあまり評価出来ません。
そのうちの1勝はGⅠ7勝の
ウオッカ。
もう1頭は3歳馬の
リアルインパクトですが前走
NHKマイルCが
33.9-23.7-34.6 =1.32.5 ▼6△1△5 瞬発戦
というレースラップで非常に
安田記念と似た流れとなりました。
リアルインパクトは3着ではありましたが
安田記念では他馬と4kgという斤量差がありそこが勝因の一つになったと思われます。
【
大阪杯など中距離組】
過去10年を見てもGⅠで3着以内レベルの実績が必要ですが10年の勝ち馬
ショウワモダンをレアケースと判断すべきかどうか。
レアケースと思わないのであれば「前走連対」が条件となるでしょうか。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ジャスタウェイ→グランデッツァ→ショウナンマイティ
今年は雨が続く予報となっていて距離短縮組に若干有利かと思います。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
(
5)
ナイス!(
5)
このコラムへのコメント
コメントはありません。
関連競馬コラム
新着競馬コラム
人気競馬コラム