4月9日の中山11Rで行われた第34回
ニュージーランドトロフィー(
NHKマイルCトライアル=3着まで優先出走権、3歳オープン、GII、芝1600メートル、16頭立て、1着賞金=5400万円)は、
丸山元気騎手騎乗の2番人気
ダンツプリウス(牡3歳、栗東・
山内研二厩舎)が道中5、6番手追走から、直線早めに先頭に立ち、そのまま押し切った。タイムは1分33秒9(良)。
2着にはハナ差で
ストーミーシー(14番人気)、さらにクビ差遅れた3着に
エクラミレネール(12番人気)が入った。1番人気の
アストラエンブレムは最後方待機策。勝負どころで外からまくり気味に追い上げたが、ゴール前で内に斜行した
ストーミーシー(2着馬)に前をふさがれる不利があり4着に敗れた。
ダンツプリウスは、父ブライアンズタイム、母ストロングレダ、母の父
マンハッタンカフェという血統。北海道新ひだか町・千代田牧場の生産馬で、山元哲二氏の所有馬。通算成績は10戦3勝。重賞初勝利。
ニュージーランドトロフィーは
山内研二調教師、
丸山元気騎手ともに初勝利。
◆
丸山元気騎手「きょうは出していったぶん、いくらか行きたがりましたが、いい位置で競馬ができました。直線できれいに道があきましたし、あとは追い出しのタイミングを間違えないようにと。最後は詰め寄られましたが、馬が遊んでいたぶんもありましたからね。馬は力をつけていますし、GIでもいい結果を出したいです」
〈最高齢種牡馬産駒によるJRA重賞勝利〉
ダンツプリウスはブライアンズタイムが27歳の時に種付けをして生まれた産駒で、ノーザンテーストの26歳(産駒は、2003年
中山グランドジャンプ・JGIを勝った
ビッグテースト)を抜く最高齢種牡馬産駒によるJRA重賞勝利となった。
★9日中山11R「
ニュージーランドトロフィー」の着順&払戻金はこちら