佐藤洋一郎
豚ミンC
シムーン
スガダイ
3月26日の阪神11R・六甲ステークス(4歳以上オープン、リステッド、芝1600メートル、別定、15頭立て)は、7番人気で松若風馬騎手とコンビを組んだサヴァ(牡5歳、栗東・上村洋行厩舎)が好位追走から直線で内を突いて抜け出し、芝転向2戦目で初勝利(通算4勝目)をマークした。タイムは1分35秒5(重)。今週4勝目と好調な上村調教師はJRA通算100勝を達成した。1馬身3/4差の2着は外から懸命に末脚を伸ばしたオニャンコポン(4番人気)。さらにハナ差の3着には早めに進出してしぶとく粘った伏兵ザイツィンガー(13番人気)が入った。ノルカソルカが予想通り先手を取り、2番手以下は集団になるがザイツィンガーが最終的には2番手を確保。その後ろにサヴァとラインベックが続き、人気のグラティアスもその直後からレースを進めた。雨が降りしきる重馬場での競馬で、直線は大きく横に広がっての争い。その中から抜け出したのはサヴァで、前走の洛陽S(7着)で初めて芝を経験し、その2戦目で見事に勝ち星を挙げた。ザイツィンガーが2番手から粘り込みを図るところにオニャンコポンが追いすがり、ゴール寸前でオニャンコポンが2着に届いた。◆松若風馬騎手「ある程度のポジションを取るようにとの指示。スタートも決まって理想的な位置で競馬ができました。前が飛ばしていい目標になりましたし、馬場もそんなに気にしていませんでした。かえって良かったかも。直線に向くときの手応えも十分で反応も良かったです」六甲Sを制したサヴァは、父アイルハヴアナザー、母ダイワバーガンディ、母の父ブライアンズタイムという血統。通算成績は14戦4勝となった。