きいいろ
エース1号
マカロニスタンダーズ
スガダイ
ゼット1号
エース2号
第2回ターコイズステークス(17日、中山11R、未格付け重賞、3歳上牝馬オープン国際(特指)、ハンデ、芝・外1600メートル、1着本賞金3600万円 =出走16頭)クリストフ・ルメール騎乗の1番人気マジックタイムが後方から差し切って快勝。2度目の重賞勝ちを果たした。タイム1分33秒6(良)。1馬身1/2差の2着も後方から追い込んだ6番人気レッツゴードンキで、頭差3着が3番人気のカフェブリリアントだった。 中山の坂も、56キロのハンデもものともしない末脚だ。1番人気のマジックタイムが鮮やかな末脚を発揮して快勝。僚馬ゴールドアクターの有馬記念連覇に弾みをつけた。 「強かったですね。勝ててとてもうれしい」 戸崎騎手と激しいリーディング争いを繰り広げるクリストフ・ルメール騎手も満面の笑みだ。 道中は後方を追走。内をロスなく回り、4コーナーは惰性をつけて馬群の外へ。そのまま、先行勢を抜き去ると、レッツゴードンキの追い上げも楽々と退けた。「スタートからいいペースだったのでリラックスして走っていました。4コーナーもスムーズ。直線の反応も良かったね」と、ルメール騎手は強さを絶賛した。 この日、2位戸崎騎手とともに2勝ずつ上積みしたリーディング争いは、1勝差で首位のまま日曜へ。「最後の日まで危ないですね」と気を引き締めた。 所属クラブの規定で来年3月に引退予定のマジックタイムだが、「中山牝馬Sはハンデ戦だし、使うところが難しい」と中川調教師は苦笑い。それでも「来週にいい形でつながりそうですね」とゴールドアクターで挑むグランプリ連覇に意欲を見せた。 牝馬の看板馬としてゴールドアクターとともに厩舎を牽引(けんいん)してきたマジックタイム。残された競走生活はわずかだが、いまこそ充実のときを迎えている。 (柴田章利)★17日中山11R「ターコイズS」の着順&払戻金はこちらマジックタイム 父ハーツクライ、母タイムウィルテル、母の父ブライアンズタイム。黒鹿毛の牝5歳。美浦・中川公成厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)サンデーレーシング。戦績22戦6勝。獲得賞金2億537万3000円。重賞は2016年GIIIダービー卿チャレンジトロフィーに次いで2勝目。ターコイズSは中川公成調教師、クリストフ・ルメール騎手ともに初勝利。馬名は「日が沈んで空が青く綺麗な数分間のこと」。