ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は
カペラステークス・馬場の有利不利、教えます! をお届けします!
土曜日の中山ダートのレース結果、近年の
カペラステークスの結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
金曜日こそ雨が降らなかったものの、火曜日から木曜日にかけては66.5ミリの雨量を記録しているように、この中間はカラッと晴れた日が少なかった。その影響もあって、土曜日のダートコースは終日稍重(JRA発表)での施行となった。
土曜日施行のダート1200m戦2鞍を振り返ると、好位から前めに位置した馬が頑張っている一方で、中団あたりに控えていた差し馬も脚をしっかり伸ばしていた。流れが落ち着けば前有利、締まれば差し優位というスタンダードなコンディションとみて差し支えない。
枠順に関しては、中~外が優位の情勢。2鞍ではあるが、1~3着馬6頭中5頭が5枠より外。残りの1頭も4枠馬と、いささか極端な偏りが出ている。つまり、距離ロスなく走れるメリットよりも、インで揉まれるなどのデメリットのほうが大きいということだ。
日曜日の天気は晴れ予報。予想気温は前日より3度前後上がる見通しだが、パサパサの乾燥した状態にまで転じることは考えづらい。JRA基準で良発表に変わったとしても、適度に湿り気の残るコンディションとなることが予想される。
ゆえに余程の展開利や能力差でもない限りは、内枠の馬が1~3着を独占するような状況にはならないはず。よって引き続き、軸足は中~外枠(5~8枠あたり)に寄せたほうが、好結果を期待できるのではないか。
血統的には過去5年の
カペラステークスを参考にすると、サンデーサイレンスの血を引く馬が堅調。1~2着馬延べ10頭中9頭が該当する。なかでも、父あるいは母の父に米国型の種牡馬を配する馬の好走頻度が高い。条件を満たす馬は高く評価してしかるべきだろう。
今回の出走メンバーで、血統面と先述した馬場傾向(5~8枠)の要点をともにクリアしているのは、⑨
オメガレインボー、⑪
メイショウテンスイ。従って当欄では、この2頭を注目株として推奨する。
【馬場予想からの注目馬】
⑨オメガレインボー ⑪メイショウテンスイ