セイリュウ1号
導師嵐山
とぅっけ
2月18日の阪神9R・つばき賞(3歳1勝クラス、芝1800メートル)は、1番人気で坂井瑠星騎手とコンビを組んだロードデルレイ(牡、栗東・中内田充正厩舎)が5番手追走から楽に抜け出して快勝。無傷のV2でオープン入りを決めた。タイムは1分47秒0(良)。1馬身3/4差の2着は逃げたエマヌエーレ(10番人気)でロードカナロア産駒のワンツー。さらに1/2馬身差の3着は3頭の際どい争いとなったが、2番人気のドクタードリトル(2番人気)が確保した。内からエマヌエーレがゆったりとハナに立ち、タイセイクラージュが2番手へ。立ち遅れながらも追い上げたエンファサイズが3番手につけて、その外にメモリーズオブユーが続いた。人気のロードデルレイはこれらを見る形で5番手の外からの競馬。淡々とした流れで、エマヌエーレが逃げたまま直線に向かう。伏兵エマヌエーレがしぶとい粘りを見せたが、エンジンがかかったロードデルレイが加速するとあっさりと前の各馬をかわして完勝。大物感あふれるレースぶりで無傷の連勝を飾った。エマヌエーレがしぶとく粘り切って2着を死守。3番手には馬群の中から末脚を伸ばしたドクタードリトルが入った。◆坂井瑠星騎手(1着 ロードデルレイ)「初戦から能力を感じていました。前に壁がなくても折り合って、脚をためられたのは収穫です。最後モタれながらでも勝ったあたり、やはり能力が高いですね。このまま無事に行ってくれればと思います」◆中内田充正調教師(同)「道中のリズムは良かったですが、直線で抜け出して右にモタれたあたりは、幼いところがあります。使いだしたのもこの時期ですから、これからの馬です。次は馬の様子を見ながら考えます。成長が早い馬ではないですからね」※次走は未定。ロードデルレイは、父ロードカナロア、母デルフィーノ、母の父ハーツクライという血統。通算成績は2戦2勝となった。