豚ミンC
ゼット1号
セイリュウ1号
nige
スガダイ
夢月
エース1号
田口啄麻
ニュージーランドTが11日、中山競馬場で16頭によって争われ、石橋騎乗で2番人気のルフトシュトロームが差し切り勝ち。無傷の3連勝で重賞初Vを決めた。1/2馬身差2着は5番人気のシーズンズギフト。3着のウイングレイテストまでがNHKマイルC(5月10日、東京、GI、芝1600メートル)の優先出走権を獲得した。 ◇ 類いまれな勝負根性だ。同じ中山1600メートルで連勝中だったルフトシュトロームが不利をはねのけ、無傷の3連勝で重賞初制覇。先週のダービー卿CT(クルーガー)に続く2週連続重賞Vを飾った石橋騎手も、その走りをたたえる。 「ゲートをゆっくり出ましたが、(ペースが)流れてくれましたし、力のある馬なので慌てなくてもいい、と。4コーナーでの手応えが良かったし、前も止まるかなと思っていました」 後方を追走したが、前半4ハロン45秒9のハイペースに馬との呼吸を合わせた。4コーナーで前の馬が逃避して外へ振られたが、気持ちを切らさずエンジン再点火。力強く脚を伸ばし、シーズンズギフトを半馬身捕らえた。好位からだった前2戦と違い、後方から末脚を発揮する競馬。「まだまだ良くなりそう。楽しみな馬です」とジョッキーは将来性を高く評価する。 無敗でニュージーランドTを制した過去の3頭は、ファビラスラフイン(秋華賞)、エルコンドルパサー(ジャパンCなどGI3勝)、カレンブラックヒル(NHKマイルC)と全てのちのGI馬。次走は未定だが、ルフトシュトロームの行く先に期待を抱かずにはいられない。(千葉智春)■ルフトシュトローム 父キンシャサノキセキ、母ハワイアンウインド、母の父キングカメハメハ。鹿毛の牡3歳。美浦・堀宣行厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)サンデーレーシング。戦績3戦3勝。獲得賞金6844万8000円。重賞初勝利。ニュージーランドTは堀宣行調教師、石橋脩騎手ともに初勝利。馬名は「気流(独語)」。★11日中山11R「ニュージーランドT」の着順&払戻金はこちら