20日の東京3R3歳新馬(ダート1600メートル)は、蛯名正義騎手騎乗の2番人気ダノンバウンド(牡、美浦・大竹正博厩舎)が直線で抜け出して快勝した。タイムは1分40秒4(良)。
二の脚を生かしてサスナーシルニーが先手を奪い、人気のストレイタス、さらにアドマイヤウェーブ、フラトロッソが続く。その後ろにアナトリアやエルコラーノも追走した。直線に向くと人気のストレイタスが抜け出しを図るが、その外からダノンバウンドが力強い末脚で伸び、直線半ばでかわすとそのまま後続を突き放して快勝した。2馬身差の2着は、中団の後ろから直線よく伸びた7番人気シトロプシス。さらに1馬身1/4差の3着がストレイタスだった。
ダノンバウンドは、父ハービンジャー、母ハイドバウンド、母の父Grand Slamという血統。母はアルゼンチンGIIIサンティアゴローリー賞など重賞2勝。祖母の兄にはイタリアGIジョッキークラブ大賞勝ち馬で種牡馬として輸入されたアサティスがいる。
蛯名騎手は「ゲートは思っていたよりも(スムーズに)出てくれました。直線に向いて前の馬に取りついてからは楽でしたね。まだ全体的に緩い面はありますが、素質はあります」とさらなる良化を見込んでいた。
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