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4週連続JRA・GI制覇の金字塔を打ち立てた快腕・ルメールが、今週もノームコアで勝つ。
2歳7月と早い段階でデビューしたが、決して使い急ぐことはなく、2歳で2戦、3歳春に2戦と消耗を避けたローテーションを選んできた。そんな省エネスタイルが成長を促し、この秋は一気に日の目を見つつある。
前走の紫苑Sはそれまでの先行粘り込みのスタイルから一転。ラスト3Fが11秒5-11秒5-11秒2という極限の切れ味比べを、好位から弾けるように抜け出し、3馬身差の圧巻Vを飾った。
ちょうど昨年の覇者・モズカッチャンを彷彿とさせる、ハービンジャー産駒の3歳秋の上昇力。「春とのギャップに戸惑っている」と、萩原調教師も認めるほどのインパクトある走りを見せた背景には、やはりルメール様の手腕も見逃せない。秋華賞をパスしたのは体調が戻り切らなかったためだが、ルメールがアーモンドアイに跨がるためこちらには乗れない3冠最終戦より、コンビ継続を優先した内情もあったはずだ。
しかもトレンドは休み明け。秋華賞と菊花賞を制した関東馬2頭、アーモンドアイとフィエールマンは、いずれも休養を経ての快走だった。ひと息入れて余力十分なコンディションで西下し、本番を迎えることこそ、久しく苦戦が続いた関東馬にとって、西のGI攻略の特効薬となっている。
快挙継続へ、主戦ももちろんやる気十分。「前走はゴールしてからも伸びていたから、2200メートルも大丈夫。3歳で戦うのは大変だけど、ジェンティルドンナやブエナビスタのようなチャンピオンホースはいないから」と、冷静にメンバーを確認したうえで手応えを明かす。5週連続へ、ルメール祭り継続だ。
“究極の3連単”はノームコアを1着、2、3着にリスグラシューを据えた12点。(夕刊フジ)
★エリザベス女王杯の出馬表はこちら 調教タイムも掲載
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